昼めしは老舗のおにぎり屋さんで

シゴトに向かう道すがら、ちょっと気になりつついつもスルーしてるお店があった。そのお店のナマエはよく知っていて静岡市内や近郊都市にいくつかの店舗を構える「梅の家」さんである。

テイクアウトだけでなくイートインスペースのあるお店もあって、予備校に行っていたころは近くの梅の家さんでよく日替わり定食をいただいたものだった。なんだか懐かしくて一度は立ち寄ってみたいと思ってはいても、通勤途中ではなかなかジッコーできないのよね…ムラムラとヨクボーだけが蓄積されて(誰でもいいから)なんて…違うっ!ホンキでその突入計画を実施しなくてはいけないと思っていた。
そんなある日、毎朝作る手弁当が某事情によって不可となり(そうだ!今日は梅の家さんで昼めし調達ね〜)とウキウキで家を出るエロおやぢなのであった。う〜むどんなメニューで待っていてくれるのだろうか。

おにぎりはたくさん種類があったけどどれもひとつ百円。そのほかに手造りのお惣菜がいくつか並んでいてドレにするか本当に迷う。
と言うのもサイフにヨユーがあれば手当たり次第というか煩悩の趣くままに買い漁るのだろうけれど、まあクソ忙しいシゴトの合間に食す昼めしなんだからさ、そんなに資本投入する必要もないし。だいいちあまりハラいっぱいにしてしまうと午後の勤労意欲が衰退してしまうではないか。
そんなワケでおにぎり三個とオカズを二品、鮭・梅・山菜おこわに黒はんぺんのフライ&鶏つくね串で手を打った。オカズはもうひと品くらい増やしてもよかったかなあ…なんて今になってみれば思ったりもしたけれど、まあこんなもんでしょ。

次々に来店客のある忙しい時間帯なのにおにぎりとオカズは別々に包んでくれてあった。しかも鶏つくね串のタレが黒はんぺんフライに付着しないように丁寧にセパレータを挿入し作り手の良心が客の期待にきちんと伝わるようにしてある。
う〜む、スゴい。さすがに老舗のおにぎり屋さんだ、昨今はこうした食べ物はコンビニでの購入がフツーになってしまったのに、こうして生き残っているだけでなく相変わらずの隆盛を誇っているだけの理由がちゃんとあるのよね。
お味はもちろんエクセレント、手造りのおにぎりは塩加減も抜群でコンビニのそれとはステージが違う。なにも海苔がパリパリじゃなくたっていいじゃないか、おにぎりの本質とはもっと別の場所にあるのだよ…と云う思いが伝わってくる。
黒はんぺんフライは安心して食べられる庶民のお味。そして鶏つくね串はショウケースに並んでいるものを全部買い占めて今晩の一杯の肴にしたい!と思ったほどジュウシイで旨味に満ちていてサイコーだった。
「お箸は何膳お付けしますか?」などという無粋なコトバがけなどなくても小ぶりな割り箸が包みの中に添えられていて嬉しかったし、おにぎりひとつ百円、オカズ各六十円、計¥420のランチに大満足なのね。なんだかほのぼのとしたシアワセに包まれた昼休みだったのよ。


梅の家 清水店
静岡市清水区本郷町6-11(一中プール前)
TEL=054-367-0224




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実家の駐車場
散り落ちたドウダンツツジが衣替えのサインね



May 12, 2013.






元ルーさん
こんにちは! コチラは梅雨に入ってしまいました〜
黒はんぺんは北海道どころじゃなくって静岡以外では全くありませんよ。そして同じ静岡でも浜松を中心とした県西部にもなくて大井川から東のエリアだけで食用されてます。
おでん、フライなど加熱料理が一般的ですが、生を刻みネギと生姜醤油で食すのもイケましてねえ…酒の肴にゃサイコー!ってまたその話かよ(´▽`*)アハハ
以前にこんな日記を書いてました
http://d.hatena.ne.jp/artfoods/20090501#1241133469