バナナ界の革命児『バナップル』

若い頃はフルーツなんて見向きもしなかったけど、近頃は時々無性に欲しくなったりすることがある。特に旬のフルーツはそれを食して季節をメいっぱい感じたいと思うキモチが強くなったのかな、スーパーに行ってもそのコーナーをチラリ眺めるクセがついてきた。

およそ季節感に乏しいバナナではあるけれど、忙しいときにサッとビタミン&エネルギー摂取ができるので購入頻度はけっこー高い。ただし高価な“〇〇王”とか“完熟〇〇”をカゴに入れることが滅多にないのは、特売対象になるようなスタンダードなものでも運がよければけっこーな美味しさで楽しむことが出来ると解っているからかな。
ところが先日バナナのコーナーに見慣れないナマエの商品が置いてあった。『バナップル』ですか…バナナとアップル、或いはバナナとパイナップル…と想像するのがフツーだと思うけど、この場合は前者が該当する。

ただいくらバイオ技術が発達したといってもバナナとリンゴをかけあわせて新ジャンル果物ってーのはちとムリがあって、この商品はそうしたものではなくスミフルという企業がフィリピンで発見し改良栽培と商品化に成功したという、まあ云わば“珍品種バナナ”ってところか。
果肉部分の長さが12cmほどのバナナが5本入って¥398というのはバナナ界においてはかなりな貴賓席、エロおやぢが興味本位おちゃらけネタに購入するには高価でちいとばかりキツいのだけれど、商品の傍らに置いてあった説明書きを読んでいるうちにどうにもガマンが出来なくなってしまったのよね。
家に帰って透明ハードパッケージを開封すると厳重なクッション材処理がなされていてまるでお姫様扱い、こーゆーフルーツ商品は久しぶりである。

フツーのバナナに比べて皮が薄いのは姿とともに“モンキーバナナ”に似ている。フィリピンではニッポン人が主に食するような大きさのバナナは少なめで、モンキーバナナのようなサイズのものが市場に多く並んでいるがお値段が安いのも魅力なのよ。
そうそう、セブ島に行ったときにそこのマーケットで30本近くついているその房を購入したときのこと。代金が判らなかったので(その店のオバチャンには英語が通じなかった)テキトーに日本円で50銭くらいの硬貨を渡すと、なんと釣り銭をよこしたのである。ありゃりゃ、そんな小銭要らねーよ…ってことでギブユーすると大喜びされたことを思い出したなあ。そのモンキーバナナはとても一人では食べきれないのでホテルの従業員や飲み屋のねーちゃんにチップがわりにほとんどあげちまったけど、甘くてとっても美味しかったのだよ。
そーゆーイメージがあったのでこの『バナップル』のお味には少々驚いた。弾力や舌触りを含めた食感は確かにバナナ、けれども思ったより甘さは控えめ。そしてやはりイチバンの特徴はその香り…クチの中でムニムニしているときはちょっと個性的な酸味があるけれど、残り香にアップルの濃い影が…そうね言ってみれば“青リンゴ”のような爽やかさがあるのだよ。バナナってその濃厚な甘みと香りがメイン武器だったけれど、こいつはそーゆーものは放棄してベツの道を歩もうとする革命児かもしれない。
お試しだったのでそのままストレートにしか食さなかったけれど、きっとそのうち有能な方がこの『バナップル』の特徴を最大限活かしたレシピを考えだすに違いない。おっと、その前にも〜少しだけお安くなりませんかねえ…


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今年も待ちに待った解禁日がやってまいりました…って真っ赤なウソでやんす。シゴト中に到着した某ホームセンターのメールマガジンを休憩時間に読んでいたら「いよいよ本日解禁!当店にも入荷いたしました」ってをの見て(しまった〜、すっかり忘れていたぜ!)なのである。

帰りは知らせてくれたお礼にそのホームセンターに立ち寄り2014年のヌーボを購入しての恩返し。エコノミークラスだけどけっこーイケるじゃないか。ついでに購入したのはミドルクラス、それはちょっと先のお楽しみ。
そしてねえ…へへ、そのまたまた先にはファーストクラスのやつが待ってんだよね…ここ数年間はそのヴィラージュものを予約ケース買いしてんだけどさ、またそいつはハズしたことがないんだよ。

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真っ白に積もった冠雪も、昨日の暖かさでもうこんなふうに…


9:58AM, November 23. 2014. @Fujinomiya-City