休日出勤の夕食は『コストコのピザ』

ただでさえ疲れ切っていて余分に休日が欲しいと思っているのに、そのキチョーな休日にシゴトをしろとの命が下った。まあテキトーな言い訳をして休んじまえばいいんだけどね、元来がそーゆーことが出来ないタイプなのでつい「わかりました」などと協力的な態度を示してしまうジブンが悲しい。

INFOBAR A03

いつもの時刻に起床し朝食を摂り、そしてシゴト先へ向かう県道。同じ時刻なのに道路はガラガラなのはこの日が日曜日だからなのね。
昇る朝陽が視界に入ってくると「なんでこの日にシゴトしなくちゃならないの？」みたいなキモチが湧き上がってきて、イッキに労働意欲が失われてゆくのを意識した。建設終了期限まであと僅かというこの年末になってドタバタあたふた乱れまくりの日々を送らなければならないのは私たちの責任ではない、オマエら（元請け建設企業）のいーかげんな設計と運営の結果なのよ。しかも問題噴出のあとの回復作業の段取りが悪いから、結局は下請け業者だけがそのシワ寄せを食う…という図式なのだな。まあいつもこうなんだけど、全くバカみたい。

肉体も精神も痛められ尽くしたエロおやぢはその帰路に出来合いのピザを買うのよね、お家に帰ってまでタイヘンな思いをしたくないから今日はラクチンして済ませちまおうじゃないか…みたいな怠慢でもある。
購入したのはコストコのオリジナル商品だ。そうよ、哀愁のイナカ町にもとうとうコストコが開業したのである…ってウソですねん、まぁいつも立ち寄る庶民派スーパーは時々“コストコ・フェア”なるものを開催していて、今回もそのオリジナル商品をいくつか並べているのである。
そのひとつにこのピザがあった。直径およそ40cm、フツーの家庭ではまるごと焼けるオーヴンはお持ちではないでしょうからね、きっと皆さんカットして調理してるんでしょうな。ええ、当家のピッツァ・オーヴンはけっこー大きいんですけどね、サスガにこいつは一発で収まりません。1/4にカットして焼くことにしました。

Carl Zeiss Jena 　Pancolar 1.8/50 　@ SONY α7

自家製するときには選択肢にないシーフードね、どうせならこーゆーシーンでの購入が望ましいじゃないか。エビ・イカ・ホタテ…しかもケチケチせずにたっぷりトッピングしてあるところがいい。
どうやらチーズも二種類…たぶんモッツァレッラとレッドチェダー…が奢られていて、きっと食味と食感と見た目を鼎立させるための工夫でしょ、なかなかヤルじゃんコストコ。

いや〜けっこー美味いものですな。こーゆー半調理済みテイクアウトものはバカにしていたんだけど、決して悪いものではないな。ただねえ、ちょっとお味にパンチがないというか、アンカーが効かずにずるずるしちゃってるみたいな印象だよ。
その理由をちょっと分析してみた。まずはクラスト部分ね、こいつがパン生地みたいな系列のものでふわふわ柔らかくて食べやすいんだけど、キレがないというかブナン過ぎるかなあ。
チーズそのものはかなり上質なものを使用しているようで申し分ないし、トマトソースの出来もいいから余計にそんな印象を持ってしまうのだと思う。
そしてもう一つは香辛料ね。いちおーブラックペッパーの粗挽きはパラパラしてあるけど、なんかノートライみたいな空白感なのよ。もっと鮮度の高いホットでスパイシイなものを使わんといかんでしょ、ちょっと残念ですな。
そんなワケで後日、残りの半分をテメー流に改造して食してみた。ガーリックのコンカッセをこの上にバラ撒きブラックペッパーをたっぷりガリガリ、トドメはオリーブオイルを少しまわしかけて焼いてみたのね。もちろ狙いは的中さ、めっちゃ美味いピザになりましたよ〜ん！
ってねえ、そんな改造しなくちゃなんないなんて“出来合い買ってくるイミないじゃん…”って思いますけど。

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