小公子と『サイコロステーキ』

先月某日が誕生日だったエロおやぢだけど、その日はシゴトで帰宅も遅くなることが判っていたのでごくフツーの食事をしてお終いにしてしまった。だからと言って年に一度、テメーだけのために堂々と美味いもんを喰ったり高級な酒を飲ったりすることが出来るチャンスを逃すテはないのだな。

そのことは母上も承知していて、その週の休日に「せっかくだから何か美味しいものを食べましょう」と哀愁のイナカ町にあるスーパーに出掛けては平素には検討さえ出来ない上等なニクなど購入して帰るのである。ただそのスーパーの精肉部門はちゃんとした対面コーナーのあるけっこー大きなテナントさんが入っていて、そこらの田舎スーパーとはちいとばかし違うのよね。
和牛のヒレリブロースなど生ニク見ただけで垂涎の品もあるけれど、いくら身内とは云え他人のサイフをアテにしての買い物となるとそう無闇なゼイタクは出来ないものだ。ところがそんなナーバスなエロおやぢにジャストフィットする品があった。
国産牛…ってことは和牛ではないけれど、ほぼ同様な肥育方法でけっこーな食味に仕上げてある牛肉だ、かなり上等な美味しさであることは承知している。そしてこのパッケージはそんなニクの良質な部分を上手にカットして…つまり面積重量の大きくとれない端部を揃えて…お買い得なセットにしてあるのだな。

こいつはいいじゃないか!多少硬い部分も混入しているかも知れないが、概ねは柔らかそうなヒレやロースの中心部で構成されている。ガーリックオイル&塩コショウのシンプルな焼き方にし、ソースはバルサミコをフィーチャーしたスペシャル手作りでキマリだぜ。
モンダイはその相棒だ。つまりこーゆーステーキを食す時はソレナリなワインがないとバランスが良くないのだけれど、幸いなことに心優しき知人が誕生祝いに贈ってくれたワインがあるのだよ。
お恥ずかしい話だがこのワインを頂くまで知らなかったワイナリーである。正確に云うと気に留めていなかった、というところかな。小公子というニッポン固有種のブドウ品種がどーゆーものなのか興味深かったが、な〜にいただいてみればスゴイものじゃないか!
赤ワインと云えばカベルネ・ソーヴィニョンとかメルローに代表される欧米品種が主流で(国産ブドウなんてねえ…)などと半分バカにしていたフシもあるけれど、このワインをクチにしてその考えが誤ったものであることに気づいたのよね。熟成した香りや濃厚なタンニンもちょっとフシギなくらい独特な世界を持っていて、比較するものがないニッポンの酒文化を感じる。とってもいいワインです、ご馳走様でした。

三次(みよし)ワイナリー
http://www.miyoshi-winery.co.jp/



Carl Zeiss Planar 1.4/50 T* MMJ @SONY α7


さてさて肝心のサイコロステーキなんですけど、予想はズバリ的中してバースデイの晩餐にふさわしいお味でしたね、美味かった〜。シアワセ…




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元ルーさん
おはようございます!誕生日スルーさんに改名ですか(´▽`*)アハハ
北海道に住んでいた頃は「すき焼き」って言えば豚肉でしたよ。
そう言えばむか〜し飲み屋で『サイロステーキ』ってのを食べた記憶があります。要は結着肉なんですけどね、ちょうどレンガ積みのサイロのような外見でさ(´▽`*)アハハ