久々のソト呑みは首都圏の居酒屋で

木更津と云えば海ホタルがある東京湾横断道路の先にある町で、近年はアウトレットモールや大型ショッピングセンターの開設によってずいぶん賑わっている。いちど“クルマでしか味わえない!辺境グルメ旅 特別編「日産 新型ノートで行く房総グルメ旅!」”という特集のフォトライターとして行ったことはあったけれど、なにせシゴトですからねえ…今度はぜひプライベートでと思っていたのね。

そして先日ある紀行グルメ番組で木更津の金田漁港で海苔を製造販売していることを知ったのよ。そう言えば木更津の遠浅の海には海苔ヒビがいっぱいあったよなあ、正真正銘江戸前の海苔じゃん!ぜひそいつは食してみないと…とチバ行きを思い立ったのである。折しもチバ在住の知人の誕生日、お祝いも兼ねて前夜祭…ちょっと調子が良すぎるけどまあいいや、とお誘いした。
会場はホテル近くでテキトーに、といつものリスキーな新規開拓だったが“手書きの「本日のおすすめ」のある居酒屋さん”に決定。チェーン店はパスだけどこーゆーお店はハズレが少ないことも経験上よく知っているのよね。

先ずはサッポロ黒生中ジョッキで乾杯。お通しの『切り干し大根煮』や『馬刺し』も美味しかったけれど、本日のおすすめの中にあった『名物・黒手羽先唐揚』は秀逸だったなあ。近年は名古屋風の甘辛手羽先が流行だけど、この唐揚はナマエ通り見た目が真っ黒で最初はちょっと面食らうけれど食してみればそのイナタいお味に感動するのである。黒の源はウスターソースなのね、きっと揚げたてをジャボンとソースに浸けて仕上げるに違いない、ビールにはサイコーです。
そしてもうひとつのおすすめ商品『お刺身五点舟盛り』、ツマは板さん手切りの大根・人参ツマがたっぷり添えられてマグロ・ブリ・タコ・真鯛・サーモンのゴーカ版がなんと¥1500の目玉商品だ。とても新鮮で美味しくてお値打ち感満載の肴だよね。


All Photographs : Olympus  F.Zuiko Auto-S 1.8/38  @SONY NEX-7

こんな料理にはチバの地酒“梅一輪”がよくあう。個人店にはこうした地元ならではのマリアージュが用意されていてチェーン店にはないパフォーマンスだ。
炭火焼きの『焼鳥』はもちろんの美味しさだったし我々がアチコチで毎度のように注文してしまう『ハムカツ』も非常に品質の高いもので満足感が分厚く盛り上がってゆく。そしてまたまたドコでも注文する『白子ポン酢』で極まるのである。美味いっ!
ちなみに『デュワーズハイボール』を注文したら塩漬けの桜がフィーチャーされていて、その色彩や風味に新鮮なオドロキのエロおやぢなのである。

従業員はどうやら東南アジア系・チャイナ系・ネイティブ混在の布陣だけれどキモチよい接客に不満など全くない。厨房担当者も相当なウデ前と踏んだ。料理の仕上げは丁寧だしお味はどれも上等、そして庶民派会計が嬉しい。
駅前付近の飲食店は週末なのにやや物足りない集客模様だったけれどこのお店だけはほぼ満席の盛況、我々は奥の座敷席がたまたま開いていたのでスグに通していただけたのよね。その理由はこうした料理とお酒を愉しめばすっかり理解出来ると云うものだ。






土炉裏(TORORI)
千葉県千葉市花見川区幕張本郷1-3-5 大岩ビル1F
TEL=050-5870-5237 (予約専用)
TEL=043-272-0800(問い合わせ専用)
ACT=17:00-00:00 不定


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ソコソコ呑み喰いしていいキブンでホテルに戻る。途中でコンビニに立ち寄ってソフトクリームを喰っちまったのよね、かなり前からだけどヨッパになって寝る前になるとなんだかアイスがムショーに食べたくなってほぼ毎日のように棒アイスで胃袋をクールダウンさせて就寝するのである。まあカラダによくないのは解ってるんだけどね、ヤメられないんだな〜この習慣。
旅先でもそんな生活の一端を引きずってるってのもどうかと思うけど、まあいいか。オカゲで翌日の“金田の海苔”買い出しドライブの準備は万端だ…ってどーゆー因果関係?う〜む、カンケーありませんな。


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梅が散って寂しくなってしまった当家の庭に
ボケの花が咲きました



Nikon  Micro-NIKKOR 4/105  @SONY α7