『ポークスペアリブ』とオールドファッションプレート

ちょっとハッタリが効いていてゴーカ&ボリューミィな『ポークスペアリブ』料理ね、こいつは意外にカンタンなレシピと楽々調理で完成するのである。そのテの料理本やネット検索レシピのドレを見ても難しい事柄は並んでおらず、しかも失敗の確率が低いこともパーティー料理の大定番として採り上げられることの多さに表れているのではないかな。
ただし調理器具だけはちょっとだけ気を遣ったほうがより美味しく仕上がるのね、出来ないことはないけれどパン用のオーブントースターやフライパンではベストな状態にするためにプロ技も必要だし、出来ればガスでも電気でもいいからコンベクションオーブンの使用が望ましい。


Nikon  NIKKOR-S・C Auto 1.4/50  @ SONY α7

さてカンペキな仕上がりとなって御主人様のお召し上がりを待つ『ポークスペアリブ』が鎮座するこの皿ね、昭和三十年代に作られた国産プレートなのよ。当家が未だ北海道東部の港町で暮らしていたころ母上が三越だか高島屋の頒布会(今で云う通販だけどネットはおろかFAXもない時代だから、きっとハガキか封書で申し込み手続きしたんだろうな)で購入した「Noritake Bone China」の生き残りである。
当時ではハイカラだった陶器製カレーポットなど今では珍品と言えるものが数種類あったけれど、長い年月の間に少しづつ消えてゆき現在残っているものはこのプレートと僅かな小ボウルくらいか。フォトでは判りづらいけど、表面はキズだらけだし銀ブチもハゲハゲ…とお客様にお出しできるような状態ではない。それでもこの製品を使い続けたいキモチになるのは手ごろな大きさでオールドファッションなデザインが飽きないことと、伝統あるホテルなどで永年使用されている食器に共通するベーシックスタンダードがあるからなのだと思う。プレートのバックに記されている一流ブランドはダテではない。




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