アセダラ労働の日々を送るエロおやぢとしてはめっきり涼しくなったこの季節が有難い。ただしこれまでの“極力薄着で”という感覚を引きずっているのも確かなのであって、朝夕はナメてかかると「うっ、寒い…」みたいなことになる日もあるのだな。
そんなわけで昼めしにお手軽なカップ麺を持参する機会も増えてきている。コンビニやスーパーでのカップ焼そば新製品チェックはルーティンになってはいるけれど、同時に目に飛び込んでくるのはラーメンや蕎麦うどんの新製品なのであって、ついつい浮気してテを出してしまうものもあるのよ。そのひとつ、日清食品さんのカップヌードルは大定番で不滅の金字塔なんだけど、時折ヘンなやつを売り出すところも面白い。
かなり以前だけどBIG CUP NOODLEに「謎肉祭」と謳われた例の加工肉を大盛にした製品が発売になったことがある。今回見つけたのはそのリメイク版で「帰ってきたカップヌードル・謎肉祭」、ちょっとニクの内容に変化を加えての再販だ。
まあフツーに美味しいものなんだけど、あのフシギな食感とお味のニクを大盛にして喰わされるってのもナニでしてね、食し終えたアトにちょっとしたフラストレーションが残る。まあお若い方々にはたまんね〜ボリュームとお味なんでしょうけど、いろいろ知ってしまっている中年オトコには「もういいや…」なカップ麺でしたな。
ジャンキーな昼めしでちょっとキブンが落ち着かない部分を取り返そうではないか、と夕食はウルメイワシの塩焼にする。秋刀魚の不漁で一躍脚光を浴びているイワシ・サバ類ではあるけれど、このウルメイワシは真イワシほどの脂乗りはなく、どちらかというとサッパリとした部類なのよね。
YASHICA AUTO YASHINON 1.8/55 @ SONY α7
それでもこの季節になればぷっくりと肥えたウルメイワシが食卓に登場するのであって、新鮮なものならばヨケーなことはせずに潔く塩焼にしていただくのが正統派だろう。
そこに久しぶりで登場させたのが「柚子こしょう青ぽんず」というフンドーキンさんの定番商品である。こいつがたまんなく美味いのよ、ちょいと辛めでありながら適度な甘みも備えているところが素晴らしい。
まあフツーの柚子こしょうをポン酢に溶いて使ってもいいんだけど、予め合わさった状態なのでマイルドな感じになっていて何とも言えない心地よさがあるのだ。いいねえ、こーゆー商品は常備しておきたいじゃん…って思う。
ところが販売エリアの関係からか哀愁のイナカ町ではあまり売っていないのよ。時代はオンラインショッピングなのだからその気になればカンタンに入手は出来るわけなんだけど、まあ何かのついでならまだしも、わざわざってのも「なんだかねえ…」なのであって、たまに何処かで見つけたときに購入してくる程度なのよ。まあそれくらいにしておくところが飽きなくていいのかな。
話がポン酢のほうに振れてしまったけれど、イワシの塩焼って本当に美味しいものですな。目刺しや開きも美味しいけれど、この新鮮な生ってやつがふわりと柔らかな食感とピュアな旨味に満ちていて嬉しいのだ…なんて言いつつ「イワシ明太子」もまた食べたいよね〜なんて欲望も膨らむ夕食タイムである。
雨後の庭 其の四
散り落ちているキンモクセイ
ほんのりいい香りが漂ってくる当家の庭ですが
間もなくその季節は終わりですね