満開の桜並木と『しらす丼』

初めてその場所へ行ったころはまだ冬の名残が強く残っていて、当然クルマのタイヤはスタッドレスが必要な雪景色だったのだけれど、こうして桜が満開になる季節になってみるとまるでアレは夢だったのか?みたいにウソのような景色に変貌しているのであった。

それにしても見事な桜並木である。道がカーブしていてしかも勾配が変化しているので一枚のフォトでは収まりきらない。上空からの写真やライブカメラの映像をご覧いただければ、ここの桜並木がいかにスゴいものなのかがお解りいただけると思う。このメインストリートでは約1kmにわたって続く桜並木、これだけでもスゴいのだけれど、園内にはココの他にも沢山のサクラが咲いている。

静岡県の最東部、駿東郡小山町というところにある「冨士霊園」、まあいわゆる墓地なんだけどその広大な園内には約1,000本のソメイヨシノと約7,000本のヤマザクラがあり“日本さくら名所100選”のひとつにその名を連ねる名所なのですな。
お墓参りにいらっしゃる方々よりも花目当ての観光客の方が確実に多いんじゃないかな、とにかくものすごいヒトとクルマで駐車場は溢れ返っている。警備員さんもたくさん配置されていてその誘導などに大いに忙しそうなのですよ、ご苦労様です。
この日は朝から曇天で一部地域では降雨もある…という気象予報だったけれど、もしかしたらけっこー楽しめるかも〜なんてバクチもどきの勝負で出かけてみれば、現地に到着した途端に上空の雲が霧散し心地よい日差しが桜の樹々を照らすという素晴らしいシチュエイションなのである。あぁやっぱり日々の行いですな、うふ。


Konishiroku  Hexar 3.5/50  @ SONY α7

そんな桜満開の園内を少しだけ散歩して楽しんだらオナカも空いてきた。都合の宜しいことに管理事務所がある大駐車場のワキには生花や土産物が置かれた売店とリッパなレストランも併設されている。おっ、いいじゃないか、ここでハラを満たして帰ろうか。
レストラン内部は概ね二つに分かれていて北側はツツジの丘陵(もちろん桜もあるけれど)と富士山が眺められる席が主体、南側は先ほどの桜並木と箱根の山々を見渡せる席が並ぶ…なんて素晴らしいんでしょ!
いただいた『しらす丼』にはたっぷりと釜揚げシラスが載せられていてボリュームも充分、しかもゴハンは「御殿場コシヒカリ」という現地の特産米を使用した逸品なのですよ、いや〜満足満足。
五月の黄金週間ころにはツツジの花がピークを迎えるはず、もしかしたらもう一度来ちゃうかも…そんな期待が膨らむ冨士霊園さんなのであった。


公益財団法人 冨士霊園
http://www.fujireien.or.jp/




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