地魚の握り寿司

テイクアウトでいただく旬の味

駿河湾東部の漁港としては最大の沼津港で一番有名なのはやはり「アジの開き」だけれども、それだけでなく近海の海産物が集約されていて注目すべきは他にもあるのですな。それは近距離に深海を含む駿河湾ならではのものがありまして、例えば高級イタリアンで使われるスカンピ(手長海老・赤座海老)やらキンメダイなどのハイソ系からアジ・イカといった庶民派まで幅広い食材が豊富にあるわけです。
そんな沼津港を発祥とするお寿司屋さんがあります。昭和40年代に鮮魚の移動販売として創業、昭和54年沼津駅前に「沼津魚がし鮨」第一号店を開店してから急成長し、今では従業員数が1100名・38店舗・3事業所という企業になった「沼津魚がし鮨グループ」さんです。そして同グループでは唯一スーパーでのテイクアウト販売をしている「しずてつストア」さんでの店舗数は33にのぼり、豊かな食生活を私たちに提供してくれているわけです。あ~なんだか宣伝みたいになっちゃいましたねえ、でも何もいただいてませんからね、テメーが好きでこんなこと書き散らしているだけですから。

先日トナリ町の「しずてつストア」さんに行く機会があり、やっぱりココに来たらソレしかないでしょ!てなノリで沼津魚がし鮨さんのテイクアウト寿司を購入してきました。種類はいろいろあってどれも秀逸ですが、ボクはこの『地魚握り』ってやつが一等賞だと思ってます、はい。

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沼津魚がし鮨「地魚握り」   OLYMPUS OM-SYSTEM G.ZUIKO AUTO-S 1.4/50  SONY α7

どの握りも Exellent の評価をつけていいでしょう。しかしこの日の白眉は " ホウボウ " の握り(フォトでは上段右端)ですな、いや~他の魚種にはない旨味があるのです…そう、透明感のある味ですが決して淡白と云うコトバで片付けたくないチカラ強さを併せ持っているのです。そしてあまり一般の鮮魚店やスーパーに出回らない希少性も手伝ってとても有難いもののように感じられてくるのよね、あぁもっと喰いたかったなあ。

何の工夫もなく上からポンと撮っただけの『地魚握り』、最初はストレート過ぎて失敗だったかなあと思いましたけれど、今になって思えばヨケーな装飾を排除したことが地魚の生命力や握り寿司の存在を強く印象付けることになったような気もします。未熟なフォトではありますけれど " 伝えたいこと " を正確に表現する方向性として、ひとつのヒントを得たのかな…と思っております。


沼津 魚がし鮨
https://www.uogashizushi.co.jp/


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黄金色のドウダンツツジ


少し前に「今年はいきなり真っ赤になる葉もあって…」とお伝えしたドウダンツツジですが
ようやく全体が黄金色に整いました
一昨日の雨と強風でかなり落ちてしまったのが残念です


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