毛ガニの甲羅盛


新年明けましておめでとうございます
今年も宜しくお願いいたします


令和二年元旦
Art-Foods





北海道釧路直送の毛ガニ

ここ何年かはチカラ強いお味の「花咲ガニ」や「タラバガニ」ばかり食していて「毛ガニ」さんにはご無沙汰しておりました。ですよねえ、やっぱり上品で繊細な「毛ガニ」を忘れていてはいけません。
てなワケで昨年末に北海道釧路の北釧水産さんにお願いして旬の毛ガニを送っていただきました。釧路の近くの漁場で捕獲されたものを匠のワザで茹で上げたとびっきり上等な「毛ガニ」です。

釧路直送の毛ガニ   MMZ BelOMO HELIOS-44M 2/58  SONY α7

そこらで売っている「毛ガニ」とはちょっと違うんだぜい!という証しなのでしょうか、きっちりタグが付けてあるところにお店のプライドと自信を感じます。浜茹でに近いお味を再現するために冷蔵庫からの出したては禁物、少しだけ常温に馴染ませてからいただくことにします。

 
 

やっぱり甲羅盛でしょ

食卓に上っているのはこの「毛ガニ」と日本酒だけです。そう、カニだけでハラいっぱいにしようというジツに不遜な考えの下に大晦日の夜は更けてゆくわけです。
いつもは羨ましく思いながら視聴する " 孤独のグルメ " であっても、この目の前にある「毛ガニ」には敵いません、どう逆立ちしてみたところで勝負にならないのであります、ごめんね五郎ちゃん。某国営放送の歌合戦とやらも全くうわの空なのでありまして、この夢のような美味しさが濃密に凝縮された「毛ガニ」を食す行為に没頭するわけです。

毛ガニの甲羅盛   MMZ BelOMO HELIOS-44M 2/58  SONY α7

そりゃ酒をちびちび飲りながらカニの殻をむきその滋味を堪能するのはこの上ないヨロコビなのではありますけれど、半歩後ろに引いて耐え忍ぶ作業…です!です!です!甲羅盛!ってやつにいつものことながら専念するわけです。
もちろん途中で崩れた身肉をつまみ食いしたり、カニミソをちょろっとナメてみたりもします。細い脚肉もチュウと吸って喰っちまったりもします。日本酒もクイッとあおってみたりもします。けれどもその努力はこの甲羅盛のために全てが注がれてゆくのですね。そして最終テキにはこんなテンコ盛りにして先ずはそのヴィジュアルに満足するのです、どーだいスゲーじゃないか!って。

カラや汁が散乱したテーブルを清め、手も顔も洗い直し、酒器も新たに用意し、そうしてようやくこの甲羅盛を食すことに辿り着き悦楽のときが許されるわけです。もう駄文を書き連ねる必要はありませんね、スープリームな毛ガニ甲羅盛は令和元年の締めくくりとして例えようのないご褒美なのでありました。


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檀の紅葉


冬とは思えないほど暖かな日中となった令和元年大晦日
庭の檀がいい色になっています
西陽が射すと美しく輝き
毎年その紅葉を楽しませてくれます


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檀の紅葉   Carl Zeiss G.Planar 2/45 T*  SONY α7