■ よくある食堂の味
手軽にパパっと食べられて安くて美味しい…そんな都合のいい昼めしってのもいくつかあるものですが、この『豚肉の生姜焼』もそのひとつでしょう。エロおやぢも若かりし頃はよくいただいたものです。ふらっと入った町の食堂で献立表を眺めてはドレにするかを悩むわけですが、やはり間違いがないと言いますか、無難なセンと申し上げましょうか、確実に美味しくいただけるその定食につい食指が動くってもんです。
![f:id:artfoods:20220410172725j:image:w640](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/a/artfoods/20220410/20220410172725.jpg)
リッパなロース切身でもなく厚めにスライスしたバラ肉ではないけれど、このコマ肉(各部位ミックス切り落し)で作る生姜焼は構えたところが全く無く、丼めしにガサっと乗せてわしわし喰らうには非常に食べやすくていいものです。
そしてやや甘めにチューニングされたタレがゴハンとの蜜月関係を強力に推し進め、味噌汁や付け合わせ副菜を順番にいただくのももどかしいくらいの忙しさで幸福なランチタイムを過ごすことの出来る献立なのですな。
そんな時代もあったねえ…どこかで聞いたセリフですが…と、ふと懐かしく思いそんな『豚肉の生姜焼』を再現してみました。よくある食堂の味 ではありますけれど、時代が変わっても不滅の美味しさとでも言いましょうか、ニッポン社会を支えるサラリーマンの " The 昼めし " なんだなあと思える食事であります。ええ、もちろんビールにサイコーですよね…今は晩酌のメインですから。
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