■ ソーセージとハーブのパスタ
欧州の紀行番組をよく視聴します。特に喰い物絡みのやつに弱くて何よりも優先させてしまいますが、食べ物だけが欧州の魅力ではないと云うことは承知しておりまして、美術・音楽などの芸術、都市景観・建築や工業技術にもアコガレを抱いております。
人によってはそれを " 欧州かぶれ " などと揶揄することもあるでしょうし、テメーでもハッキリ言えばそーでしょ…と認めざるを得ません。クルマ・カメラとレンズ・楽器…かつてニッポン製品が世界中を席捲したそれらは「どっこい、歴史と造詣が違うんだよ」とばかりにエロおやぢがこよなく愛用する欧州製品となって生活を彩るものになっているのであります。
和食をはじめとしたアジアの食文化には素晴らしいものがありますが、実際に我々が育った環境と現状を鑑みますと欧州の食文化を相当な割合でマスターしなければ色褪せた人生になってしまいそうです。
ただし珍味やら高価な食材を用いた高級レストラン料理ではなく、欧州の人々が日常テキに食している家庭料理にこそそのヒントがあるのでは…と前述の紀行番組などではそういったシーンに目を凝らし注意を払うわけですね。
ある日ちょっと気づいたことがありまして(あら~、今ごろ気づいたのかよ…ってご批判もあるでしょうが)、我々が普段長いまま…つまり切らずに調理したり食しているソーセージね、それを欧州の家庭のママや食堂のシェフたちはけっこーブツブツにぶった切っては料理に使ってる…ってことなのです。
それは煮込み料理であったりグリルであったり色々なのですけれど、まあとにかく美味そうなのですね。あ~いいねぇ、美味そうだねぇ…と思いつつ、なかなかジッコー出来ないわけです、長いソーセージを目の前にするとブツブツ切ってしまうのはモッタイナイといった考えに陥ってしまうのです。これはきっと旬の素材を大切にしたり、できるだけモノのカタチを崩さずに食をカタチ作るニッポン人の思考回路なんでしょうな。
でもよく考えてもみてごらんなさいよ、ソーセージなんて元々がミンチにした素材を成形しただけの食材ですよ、それを再びブッツブツに切ったっていいじゃないか!てなもんです。そうですよ、あ~スッキリしました。
庭や菜園からハーブ類を摘み取ってきては刻み、ブツ切にしたソーセージと共に軽くアーリオ・オーリオしておきます。パスタが茹で上がったらダダっと加え混ぜたらお終い。お皿に盛ったら少量のハーブを添えて完成です。
今回のパスタ料理はフォカッチャを相棒に指定しました。山形の「だだちゃ豆」も飛び入り参加です。そりゃもう美味しいに決まってますよね、ここでアレコレ申し上げる必要はありません、ただただサイコーです!と申し上げるのみであります。
あぁ、こんなカンジで欧州で食放浪してみたいなあ…アコガレますよ、そーゆーのに。
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