■ 旬の調味料で味わう鶏肉醤油麹漬
手造りの蕗味噌をいただきました。もちろんそのままストレートに白ゴハンってのが王道でありますが、ちみちみとナメながら日本酒を飲るという酒肴テキ活用もまたスバラしいのであります。
しかし折しも母上が鶏もも肉を醤油麹に漬けてくれてありまして、その蕗味噌をアクセントにした『山賊焼』にしてしまおうではないか!という思いつきについニヤけるエロおやぢであります。
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考えてもみればヒトの努力に乗っかっては展開する献立なのでありましてちょっと後ろめたいキブンもありますが、な~に構いはしないさ。まあ世の中にはそうした調子の良さで生きている輩も数多存在するのでありまして、ヒトが苦労して築きあげたものを涼しい顔でシレっと横取りされる悔しさは散々経験してきたハズなのに、今度はテメーがそれをやるのかよ…。
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知人が今が旬である蕗の薹を集めテマヒマかけて造ってくれた蕗味噌、母上が鋭意工夫して調味した鶏もも肉醤油麹漬…オマエはそれを金串にブッ刺すだけかい、いい気なもんだよな…って思いますけどね、そーゆーイキサツはすっかり忘れてしまうほど美味い『山賊焼』であります。
はんなりとした醤油麹の風味に染まった鶏肉に、春の息吹を感じさせる強い香りと苦みの蕗の薹が印象的な串焼きを演出します。美味い、ジツに美味い。
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よく考えてみますとナスやピーマンはどちらかと云えば夏野菜あるいは季節感のないヤサイなのでありまして、春の山賊焼と称するならばもう少し違った展開…例えばタケノコやら春キャベツなどをフィーチャーするべきでしょうけどね。まあソレはまた次の機会に…ってことで久々の芋焼酎で取り急ぎ新作料理の成功に祝杯を挙げるエロおやぢであります。
あぁとっても満足しました、みなさんご馳走様でした。