■ フレンチラックで食す極上のラム
もうサブタイトルからしてインチキ臭い…つまりカッコつけのいーかげんエロおやぢがミエ張り&ウケ狙いで書いたってのがバレバレなんですよ。正確に申し上げますとコレはラムチョップであります。
ラムを解体して肋骨つきのニク連結状態がラムラック(あるいはフレンチラック)、ソレをバラバラにしたものはラムチョップ…う~ん確かにそうだよな、パッケージされたフォトを見れば一発で判ることです。
それじゃあ何でわざわざそんなタイトルをつけるのでしょう、つまり単なるアコガレなんですね。そう、哀愁のイナカ町とその周辺都市ではラム肉をラック状態で販売しているお店は無いのです。
あ~そりゃラックでローストしてから切り分けたラムねえ、いちど食してみたいじゃありませんか。断面から肉汁が逃げませんから美味しさがきっと全く違うのは容易に想像がつきます。あ~食べたいっ!
まあそんな叶わぬファンタジーをいつまでも追い求めてもシカタがありませんからね、現実に目を向けてチョップド・ラムの調理開始であります。
便利なシーズニングを利用するテもありますが、今回は基本通りにガーリックとローズマリーで香りをつけたオリーブオイルで表面を焼き、あとはコンベクションオーヴンで火を通す…という調理方法を採りました。過去にいちど試してみた粒マスタードぬりぬりしてからオーヴン加熱というレシピも復活です。
あぁ、やっぱり美味しい。豊かな旨味に対峙するかのような個性的なラム肉の香り、しかしそれらはローズマリーとマスタードそしてガーリックやブラックペッパーたちによる協業ですっかり融和し、食す者を悦楽の世界に導くのよね、あぁ本当に美味しい。
相棒はちょいハイソ系スーパーのバイヤーおすすめというフランスワイン。お値段からは想像もつかない深さがステージを超えたパフォーマンスを発揮しています。¥1000未満?…ウソでしょ⁉の世界ですね、これはまたぜひ購入したいな。
ラムローストの添え物は春アスパラ&ポテトのソテー、枝付き干しブドウ、ゴルゴンゾーラ・ピカンテ…どれもジャストチューン!って感じでしたが、ゴルゴンをラムちゃんに塗って食したのが白眉。思いつきでやったこととは云え「ちょっとちょっと~、スゴいじゃないのよっ!ボクって天才?」みたいなカン違い発言も飛び出しそうな美食であります。
でもねえ、やっぱりいつかはクラウン…じゃなくて、いつかはフレンチラック。クラウンなんか買うお金があったらフレンチコンパクトで Fun to Drive した方が100倍シアワセになれるかな。遠くても構わないからフレンチラックを売っているお店を探してドライブね、おフランスのクルマはそうした人生の楽しみ方を教えてくれます…って、脱線して本日の駄文日記はお終い。