■ イタリアにないイタリアン
今年も敬老の日の記念品を受け取る母上のアッシーをしました。クルマで５分もかからない区民館ですが、坂の多い哀愁のイナカ町は徒歩の高齢者にはちいとばかりキツいものがあるからなのでありまして、老人の運転免許返納問題の奥深さを意識しなければならないわけです。
まあその問題とアクセルとブレーキの踏み間違えで親子を殺した飯塚なる老人の後味の悪い主張と裁判の結末は全く別のハナシなのでありまして、そうしたニッポン人が現に存在していることへのやり場のない憤りを感ずるエロおやぢであります。
今年の記念品は印刷された祝い文と現金￥3000そして菓子でありました。小学生の手書きの手紙や様々なものが封入されていた昨年とは随分違ったものになっておりまして、これも武漢肺炎の影響なのですかね…何だか寂しいキブンです。
そして今年のお菓子はごろんとしたハコ入り…てっきり紅白饅頭かと思っておりましたが、開封してみるとなんと「どら焼」２コでした。ただし外見に違いは見られませんでしたが、切ってみるとアンコが小豆餡と白餡…そうか！これで " 紅白 " にしていたんですな。う～ん、ちょっとヒネリが効いていていいじゃないか。
さて、この日の夕食は久しぶりのパスタ料理です。ちょっと前にテレビ視聴した「植野食堂」の『たらこスパゲティ』が伏線であることは間違いありませんね。
KALDI で購入してきた生フェットチーネにドラッグストアの生鮮コーナーにあった明太子、あとはたっぷりバターに青ジソ＆刻み海苔。シンプルなスタイルではありますが、この美味しさはけっこーヤミツキになります。
青ジソはどうなのかは知りませんが、イタリアに確実に存在しないのは明太子と海苔です。それをバターと組み合わせてパスタソースにしてしまうところがニッポンの料理人の素晴らしいところでありまして、こーゆーパスタをイタリア人が喰ったらどんな感想を語るのか…非常に興味深いところであります。イタリアにないイタリアン…鉄板ナポリタンと一緒でニッポンの食生活の豊かさがよ～く判ります。
まあテキトーに作っても美味しい『たらこフェットチーネ』ではありますが、件のテレビ番組ではちょとしたコツと云いましょうかポイントみたいなものも解説してくれておりましてね、しっかり学習と導入をジッコーしたエロおやぢであります。
あぁ美味いなあ…全体のバランスがとってもよくて、冷えた白ワインをキュッと飲りながら食せばもう一皿出されても全部平らげてしまうんじゃないか…ってくらいに美味いのですな。
今回は生フェットチーネで作りましたが乾麺のリングイネも買ってストックしてありますからね、次回はソレで…とワクワクは続きます。
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