■ 夏の駿河湾産二品盛合せ
駿河湾で漁獲された魚…いわゆる " シズマエ " ってやつですな…それを二品盛合せて一杯の肴にしました。
ええ、そろそろ生シラスを食べたいなあと思っていたのです。それは毎朝の通勤で駿河湾奥の漁場沿いを走るバイパスを走行しておりましてね、六時三十分になると漁船が一斉に漁港から飛び出してきては海岸に近いエリアで漁網を引く様子が見られるわけです。
由比や田子の浦からは富士川河口付近、清水や用宗からは安倍川河口付近、たくさんの漁船が所狭しと走り回っては漁をしているのは旬のシラスでしょうな。これからシゴトに向かうってのにアタマの中は生シラスで一杯飲ることで満たされてしまうわけでして、獲りたてのそれを魚屋さんで購入するチャンスを狙っておりました。

生シラスだけではちょいと物足りなさそうなのでナニか佳き魚は…と見回しますと、沼津港水揚げのカンパチがサクになっておりました。うひ~こいつもたまんね~なぁ、今が旬のシズマエを二品もいただけるなんてシアワセなことです。
大型の青魚としてはブリがその代表で他にはヒラマサやシマアジなんぞもおりますけれど、エロおやぢといたしましてはこの「カンパチ」が一番好みなのであります。程よい脂のりと適度な弾力、そして透明感のある旨味とでも申し上げましょうか、夏の酒席にぴったりなひと品であります。
生シラスのシンプルでストレートな美味しさとカンパチのマルチな豊饒さを交互にいただくことの出来る酒肴、あぁこいつでシゴトのイヤなことは全部ぶっ飛びだぜ。
きゅっと冷酒。感謝のシズマエ。