■ あっと言う間に終わり…
収穫は ふたつだけねと 苦笑ひ
庭の柿を収穫しました…と云ってもたったの二つだけですからあっという間に終わり、もう苦笑いしかありません。
あんなにたくさん花も咲いて青柿にもなっていたのに、風雨にやられ次々と落ちては結局残ったのが三コ…しかもそのうち一番美味しそうだったやつは野鳥に喰われて消失。あぁ無情であります。
たった二つだけの柿ですから大切にいただきました。皮はデコボコ、色づきもムラムラ、虫食いみたいなキズ無数…それでも愛おしいものですよね、テメーの庭の柿。
言っちゃあ何ですが当家の柿はとっても甘くて美味しいんです、ちゃんと喰えればサイコーなんですけど。どうしてなんだろうなあ、例年ものすごい数が無念のリタイア、それでもニ十個前後は残ってくれて秋のお恵みをいただけたわけなのですが。どちら様か有効な対策をご存知でしたらぜひともお教え願いたいものです。
■ 庭風景 蝉の抜け殻
空蝉に わが身重ねし 秋の候
秋風に揺れる蝉の抜け殻、しがみついている葉が枯れ落ちれば空蝉も一緒に大地の肥しとなるわけです。
庭のあちらこちらで毎年みられる光景、冬枯れになっても残っているものもあり「なんだかなあ…」と虚しいキモチにもなるものですよ。あれほど騒々しかった蝉時雨も既に過去の記憶、大キライな夏の暑さがみょ~に懐かしいような気もしてきて、自分の感情ってものはジツに勝手気ままなものなのねぇと半ば呆れ気味な意識を持つのです。
空蝉かあ…まるで自分みたいじゃないか。過去の栄光や幸福にブラ下がっているだけでナカミは空っぽ。おい、これからどーやって生きてゆくんだい。