■ 年末年始用食材のお片付け
平素は食すことのないちょいとゼイタクな食材など、年末年始用に買い求めてあったものは当然消費済みでありますが、冷凍保存の出来る物のいくつかが未だストックされておりました。如月も半ばを過ぎましたからスッキリお片付けしましょう。
お目出度い紋様の鳴門巻もその一つでありまして、ちみちみと残っていても使うアテはなく「もうサッサと喰っちまうもんね…」と青葱と共に玉子とじにしてはお蕎麦にのせて食しました。

ええけっこー美味いものですよね、鳴門巻。まあフツーならラーメンのお供とか鍋焼きうどんの具材なのでしょうけれど、こうしてベツの調理方法でいただくのもなかなかによろしいものですな。考えてもみれば魚肉の練り製品ですからいいダシも出ますし、例の渦巻き模様でフツーの鳴門巻もこうして活用すれば安上がりで美味しいお料理のバリエーションが増えるってもんです。
■ 欲張り過ぎは失敗のもと
もうひとつ残っていたのがズワイガニです。脚と胸がガッチリ冷凍されたものがひと肩、カニ面がふたつ。えへ、昨年はカニチャーハンにして食しましたが、今年はピラフにするんだよ~と決めておりました。
脚肉や胸肉そしてカニ面のほぐし身やミソもちょ~たっぷり入れてゴーカでリッチなお味のピラフにするんだぜ!と意気込み、そしてバターやコンソメにロリエの葉などイソイソと準備にかかるエロおやぢなのでありました。

炊いているときから少し不安な匂いが漂っておりました。バターやガーリックの素晴らしい香りではなく、海産物特有の磯臭さとでも言いましょうか、そんなに食欲を激しく呼び覚ますような香りではないのです。ただ決して悪臭ではありませんから「きっと美味しく出来上がるんでしょう♪」と成功を夢見るわけです。
いちおー見た目はソレナリなものになりましたけれど、食してみるとなんだかイマイチ…と云うよりイマサンくらいの出来です。ハッキリ申し上げますと失敗です。原因はカニ肉の入れ過ぎと、コク出しのつもりで入れたカニミソが犯人でしょう、イヤな部分がクローズアップされてしまった感じがします。
あ~せっかくカニの脚肉がたっぷり入ったピラフなのに…残念至極であります。欲張り過ぎは失敗のもとですな、フツーに作ればよかったものを、フツーにね。リベンジ編は今年のお盆か、それともヘタすりゃ来年の話になるかも。