■ あの有名商品をお取り寄せしてみた
テレビやネットの広告に感化されてはスグに飛びつく " チャラい奴 " にはなりたくはありませんが、以前から気になって気になってシカタのなかった阿波國名産の麺をとうとう取り寄せしてみる決心を致しました。
卓球界のジャンヌ・ダルクとも呼ばれファッショナブルな衣装と目立つメイクやネイルでその世界で名を馳せたあの選手が「ん~♪本当に美味しい!」とテレビCMに出演しているのを見たのはもう何年前のことでしょう。
ベツにその女性選手が好きだったとか卓球に興味があるわけではありませんけれど、ありきたりな演技ではなく本意に基づいたものでなければ決して表出することのない美味しさの表情がみょ~に印象に残っておりましてね、ここにきてようやく注文を実現させたわけです。
同社がレギュラーで製造販売している麺よりかなり細いものですが、通常の「そうめん」と呼ばれるものに比べますと若干太目な仕上げですね。早速茹でてそのお味を確かめてみましょうか。
あぁ美味しいですね、ジツに美味い。丁寧に製造されたことがひとクチ食せば判るそのお味、これはいい。全く別の地域の小麦製品ですが秋田の稲庭饂飩にも通ずるノド越しの良さやもちもちとした食感、小麦の香りが強く感じられる風味が秀逸です。勇気を出してもっと早く注文すればよかったと思います。
でも極細麺って「そうめん」と違うの? いえ、カテゴリ的には「そうめん」でしょう…食感と風味を優先したらこんな風になっちゃいましたって結果かな、ほぼ同一とみて構わないと思いますよ。
「そうめん」と云えば小豆島を始めとした播州勢や奈良の三輪そして長崎の島原などが有名ですけれども、いただき物である熊本「南関そうめん」の美味しさを知った衝撃に加え、今回の「オカベの麺」が参戦してもう半狂乱状態であります。まあ考えてもみれば四国徳島の半田素麺がこの製品の技術ベースになっているのでしょうし、やはり地域の伝統産業というものにはチカラ強いものがありますね。
うふふ、これで素麺ライフに迷いはなくなるってもんだ。夏は " 全国そうめん巡り " も悪くはないと思います。