えだまめ

梅雨明けの狼煙

沖縄県奄美地方は梅雨明けしたようですね、コチラはしばらくは現状維持でガマンの日々となるのでしょうけれど。まあ腐っていてもシカタがないので夕刻の晩酌タイムが訪れればナニか美味いもんはないものかとソワソワするのであります。
黄金週間が終わった辺りから店頭には並んでおりましたけれど、本格テキなシーズンはこれからという『枝豆』ですよ。やはり鮮度の落ちた " 旅のもの " ではなく、地元で収穫されシャキッとしたものが出回るようになると「あ~間もなく梅雨明けになるのかなあ…」とやや遠い目でその狼煙が上がるのを期待しつつ、新聞紙に包まれたそれをガサっと買ってきては塩茹での準備をするのです。

コレが本当の枝豆   MINOLTA M-ROKKOR 2/40  SONY α7

今は家庭を仕切る主婦の方々もヨケーなゴミが出ないよう、売られている食材のパッケージングに気を遣うのでありまして、枝豆と云えばたいてい枝から外した状態で袋入りになっているケースが殆どかと思います。ええソレが良くないとかダメってハナシではなくて、とにかく鮮度優先で枝豆をゲットしようと思うとこうした " 枝付きタイプ " になってしまうのですな。
お手軽袋入りタイプではそのまま塩茹でするだけで美味しい枝豆を楽しむことが出来ますけれど、エロおやぢの場合はここから様々な儀式を執り行わなければならないってのがメンドっちいわけでして、カラダの疲労や精神の充実度を鑑みてはそのジッコーに突入するわけです。

地場産枝豆を塩茹で喰らふ   MINOLTA M-ROKKOR 2/40  SONY α7

もう10年以上前のことですが枝豆を栽培している農家さんに教えていただいたのは、枝からサヤを外すときにはキッチン鋏を使い、その両側をパチンパチンと切り落としてやると美味しく茹で上がる…と聞きました。熱も早く伝わりますし、塩分のシミ具合もいいカンジになるようですね。
切り落とし外した枝豆はボウルの中で荒塩をまぶしてチカラ強くモミモミうっふ~ん♪し、それをザッと洗い流したらもう一度茹で分量に見合った塩を振って軽く混ぜておきます。ほんの少しだけ待ったらそのまま沸騰した湯の中にザザっと開けて待つこと10分間くらいでしょうか。
茹で上がったらザルに開け、団扇で煽って粗熱を放散させてやりましょう。いやいや、そこまでなんて待っちゃいられませんよ、団扇をパタパタしなががら空いた手でひとつつまみ…ふたつつまみ…この時間が大切なんですよね。
フレッシュな香り、艶やかな甘み、茹でたての食感…もう全てが天国行きの切符であります。傍らの冷酒を煽ることさえ忘れておりますが、な~にそんなこったあドッチでもよくなっている初夏の夕刻であります。






水無月の庭風景  弛緩する梔子とカナブン


優雅な姿と香りで魅了した梔子は終わりました
情けないくらいに弛緩したその花弁は
あらぬことを想像させるようでありますが
確かこのくだりは以前にも駄文日記に書いたような…

水無月の庭風景 弛緩する梔子   Nikon Ai AF MICRO NIKKOR 2.8/60  SONY α7

 
 


じっとりと重みを増してきた大気
カナブンさんも夜通し遊んで疲れたのかねえ
木蔭でシエスタかい
いいなあオマエって

水無月の庭風景 カナブンのシエスタ   Nikon Ai-S Micro-NIKKOR 4/105  SONY α7