チーズハンバーグ - artなfoodsのDiary

■ チーズハンバーグ

チーズとスパイスの最強アタック

ハンバーグのタネを仕込むときは牛肉ミンチに対して10％程度の豚肉ミンチを混ぜるようにしています。牛肉単独よりもコクが増す感じで気に入っておりますが、このテクニックは某老舗精肉店の経営者さんから教えていただいたことでして、結構なヒミツ事項らしいですよ…いいのかなあ、バラしちゃって。ついでだからもうひとつバラしちゃうと、メンチかつの場合はこの逆で、豚肉ミンチの10％を目安に牛肉ミンチを…ってことです。いいのかなあ、クチの軽いオトコって思われても仕方ないけど、まあもう20年も前のハナシだからオッケーでしょ。

そして相棒のワインはまたまたオーガニックのものを選択してきました。以前はオーガニック・ワインの種類は少なくて選択肢が小さかったのだけれども、近年はぐんと増えましたね。このワインもスペイン産で、かの地方お得意のテンプラリーニョ種のぶどうが主原料です。
いい感じのフルーティーさがあって、渋み・酸味のバランスに優れた風味は嫌味の無い枯れ草の風がふわり…ってところで好みのワインです。さて試飲に時間を費やすのも惜しいことなので、チーズハンバーグは熱々のうちにいただきましょうね。

チーズハンバーグ　　　RICOH　XR RIKENON 50mm F2　　SONY α7

ふっくらとオーヴンで焼きあがったハンバーグを再び小鍋に戻してデミグラスソースで軽く煮込みます。少し煮詰めてやって表面に絡める程度ですね、そしてキャセロールに盛りつけたらバーナーでトッピングのチーズを軟らかくしてやれば、あとはハンバーグの余熱でトロ～リとコーティングされてゆくわけです。
そこに例の " チーズ専用スパイス " をパパっと…う～ん、う～ん、う～ん♪いい香りじゃ。こいつヤバよね～、使い切っちゃったらドコで入手したらいいのか知らないんだけど、まあその時はその時で考えよう。今はただこの美味しさを無心に堪能するだけさ。

ハンバーグはもちろん美味いし、そこに溶かしチーズがコーティングされて申し分のないお味になります。更にかのスパイスが追い打ちをかけるようにアタックしてくるわけですよ、最強じゃないか。
「金の太陽花椒」の刺激的ながらも爽やかな辛みに「味噌」の奥深い風味…あぁ罪なものを知ってしまったなあ。今となってはこれが若いころではなくて逆に良かったと言える気がします。若いクセにこんな快楽を知ってしまうことは、その後の人生にロクなことはないに決まってますから。
ってさあ、そうじゃなくてもロクなもんじゃなかったと思いますけど。はいはい、その通りです。
　
　

　
　
　
　