■ ブリかま照焼
今年は北陸産ではなく関西から
例年ならば魚屋さんの店頭に並ぶのは北陸産の脂ののった寒鰤なのでしょうけれど、今年は元日に能登半島を襲った大震災によってそれが叶わないものとなってしまいました。替わって入荷しているのは香川県などで養殖されている鰤ですね、本当に残念なことですが仕方ありません。
しかしサスガにこの季節の鰤は身肉も肥えていて、お買い得品の「ブリかま」も肉厚で巨大な上にここぞとばかりに出荷されるせいか鮮度も抜群なのですな。
そんな「ブリかま」を照焼にしていただきました。いちおー照焼とは謳っておりますが、ジツのところは淡い出汁で煮て火を通し、最後に濃いタレで照焼風に仕上げる…というある意味ズルな調理法です。ただプロフェッショナルの方々でもこの方法を選択されておられる例が意外に多くいらっしゃいまして、拙速にインチキであるとか間違ったものだと決めつけるのは如何なものかと思うのです。実際に食してみれば身肉はふんわりジューシーですし香りや旨味も豊か、加えて外皮の焼き具合や色のコントロールも理想通りに運べるところも都合が宜しいわけですよ。お味も見た目もプロの厳しい基準に適ったものである上に、ご家庭でも作りやすい…といったメリットばかりなのですな。
相棒はこのところ気に入っている " 日本酒のソーダ割り " です。これは本当に美味いカクテルです、和食にドンズバな香りや風味なのに、炭酸のキレがクチを上手くリセットしてくれて大いに助かっております。エロおやぢは1：1くらいで割ってますが、お好みで適宜増減すると良いでしょう。
本当はずっとソレで通したいところですが、こうした甘辛いお料理には " バイスサワー " も捨て難いドリンクでしてね、大衆居酒屋でお馴染みの " キンミヤ焼酎 " なんぞもスタンバイさせてしまうわけです。ん～ん～コレも美味いじゃん。
でもねぇ話は元に戻りますが、やはり北陸能登の震災は気の毒過ぎますね…義援金寄付くらいしか出来ることはなかったけれど、日を追う毎にその甚大な被害に震える思いであります。どうか被災された方々が一日も早く安心して暮らせるように…そう願ってやみません。
■ 睦月の庭風景 梅と月
庭の梅がぽつぽつ咲き始めております
暖かだった一昨日は開いた花を数えることも億劫になるくらい
未だ１分咲きにも満たない0.3分咲きくらいですが
いよいよ寒梅の候ってやつに近づきつつありますね
梅の花ばかりに気を取られがちですが
ふと見上げると空には月
青空にぽかんと浮かぶその姿もいとをかし
そうそう我が国の無人探査機が月面着陸に成功したんですよね
