ルイビ豚 肩ロースの甘辛ソテー

ルイビ豚 肩ロースの甘辛ソテー

魅惑のモノグラム

朝霧高原という農畜産業が盛んなエリアを有する哀愁のイナカ町です。牛・豚・鶏から高原野菜など、豊富な食材が溢れる立地は首都圏ばかりでなく全国のシェフ殿たちにも垂涎の的らしいのですな。
オカゲさまでエロおやぢもその恩恵を享受しているわけですが、その畜産物の中に「ルイビ豚」という優秀な豚肉があります。元々は「ルイビトン」という駄ジャレ系ネーミングで販売しておりましたけれど、おフランス本国の LOUIS VUITTON 社から「本件は当社のブランドイメージを著しく棄損する恐れがあるため使用を控えていただきたい」というクレームがつき、止む無く「ルイビ豚(るいびぶた)」に登録名称を変更した、といったイキサツがあるのです。

ルイビ豚 肩ロースのスライス

とても優秀な肉質の豚肉なのでおフランスの豚肉なんぞより遥かに美味なものでしてね、件のブランドイメージ云々には該当しないとは思うのですけれど、まあニッポンの豚肉と欧州高級ファッションブランドではイメージ的にその結びつきには無理が生ずるわけでして、それも致し方のないことかと思います。
さてそんな「ルイビ豚」の肩ロースをスライスしたものを購入してきました。昨今は蒸し暑い気候が続いているので生姜焼もいいなあと思っていたのですが、直前になって急に甘辛ヤキニク系のお味で食してみたくなりましてね、チャチャっとソテーしてお終いというラクチンなプレート料理となりました。

ルイビ豚 肩ロースの甘辛ソテー   YASHICA AUTO YASHINON-DX 50mm F1.4  SONY α7

味付けはソコラのスーパーで売っている一番安い焼肉のタレです。ええ、ムカシからあるE社のものですね…同業各社の高級品から新進気鋭の最新タレまでいろいろ試しましたけれど、こいつが一番美味いということに気付いたのは昨年のことです。なんちゃらかんちゃらと特別なネーミングなどされてはおりません、無冠「黄金の味…(以下略)」しかも " 甘口 " ってやつです、これが美味いんだな。言っちゃあナニですが、静岡市内の有名老舗焼肉店のタレの味に一番近いのがコレなんですよ、もう無用な出費は必要ありません、後悔はさせませんよ奥さん。
あぁ甘くそして柔らかな肉質、溶融温度の低い脂質に裏打ちされた軽やかな食感と食味…もう最高級の豚肉と云って差支えないでしょう。そんな「ルイビ豚」のソテーが魅惑のモノグラムにも見えてくるくらい美味いです。そんなカンジしません?




 
 
 
 

文月の庭風景  蝉たちの旅立ち


いよいよ蝉たちのシーズンになりました
朝起きると庭のあちこちに穴ポコが出来ていて
長い幼虫生活の抑圧から開放された蝉たちが大空に羽ばたいてゆくのです
ってボクのクルマのタイヤは勘弁してもらいたいな

文月の庭風景 クルマのタイヤに空蝉   Ai AF MICRO NIKKOR 60mm F2.8  Nikon D300

 
 


この日何匹かの蝉が出発していったようですが
ちょいと出遅れた一匹は床下換気口のわきで旅支度を整えておりました
まだ羽化したばかりで体色は白いまま
もう少し乾いて黒褐色になればレッツスタートですね

文月の庭風景 旅立つ準備をするクマゼミ   Ai AF MICRO NIKKOR 60mm F2.8  Nikon D300