■ 近海握り
見た目はシブいけど
新聞受けから配達された朝刊を取り出すと、その一面のヘッダーに驚きました。なにい!? 「熱闘・感動 ロスへ」って…熱闘や感動が失われちまったのかい。
そりゃ誤審だとか不正やら、そもそも開会式の演出からケチがついていたし、選手村の環境や大会運営もパッとした評価は成されていなかった気もするしね、そりゃ熱闘や感動がロスとなっても仕方がないのかな…と思いましたけど、あら~早トチリでしたね、ロスって次回開催地の Los Angeles のことだったのか…だったらちゃんとロサンゼルスってフルで書いとけよ。
最近のメディアは口語と文語をきちんと整理できていなくて曖昧なことが多すぎます。ドッチでもよさそうな話ですが、それは間違っておりましてね、こうした小さな積み重ねがニッポンの文化を創り上げてきた事実を認識しなくてはなりません。すっかりあの国々に乗っ取られつつあるマスメディア、ヘイトでも差別でもなく正しい指導矯正が必要になっています。もっとも奴らを追い出すことが先決ですが。
さて清水のちょいハイソ系スーパーで沼津の有名寿司店の握り寿司を購入してきました。まあお盆ですからね、いつも以上に高級ネタびっしりのセレブ御用達から、庶民派のリズナボウセットまで各種取り揃えてあったわけですが、ここでエロおやぢがメをつけたのは『近海握り』なのですよ、見た目はシブいけど沼津港で水揚げされた地魚新鮮ネタだけを使った逸品です。
左下から時計回りに酢〆鯵・トンボ鮪・いなだ・さわら・メジ鮪・イカ・生しらす・にべ…と地魚たちの繊細でありながらも堂々たるアンサンブルです。きっと季節が変われば異なる魚種がラインナップされるのでしょうけれど、そこは今が旬のナチュラルメイドで食す者にストレスを与えません。いやいや素晴らしい、テイクアウトでここまでやってくれるのは沼津港魚河岸グループさんと静鉄ストアのバイヤーさんのタッグだけですね。
相棒はもちろん地酒です。桜海老とシラスで有名な由比漁港すぐ近くに在る神沢川酒造場さんの「正雪」ですね。駿河湾の幸を存分に味わうにはぴったりの日本酒、辛口過ぎないチューニングがお魚との親和性を高めているし、未加熱と云うフレッシュさも未冷凍の魚たちのためにあるようなものか、あまりの相性の佳さに心震えるものを感じます。
いつもこんな晩酌が出来たらなあ…とは思いますけれど、お盆みたいにたまのことだからいいのかな。
■ 葉月の庭風景 夜明けの空とギボウシの花
早朝の空も少し感じが変わってきました
雲の形や流れる様子にそこはかとなく秋の気配も…
まあ日中は地獄の暑さが続いてはおりますが
朝夕が涼しくなってくれさえすれば生き残れます
ずっと高温の日中なのでギボウシも元気がありませんけれど
それでもちゃんと花を咲かせてくれました
薄紫の涼し気な色彩
これがまたたくさんは咲いてくれないのよね