パテドカンパーニュとチキンアスピックそしてケソフレスコ

パテドカンパーニュとチキンアスピックそしてケソフレスコ

欲張りプレートの顛末

平素はなかなか入手しづらい食材を、ここぞとばかりに盛り合わせては食すお盆某日であります。
ケソフレスコというペルーのチーズは近所の KOマートfine さんで購入ストックしてあったものですが、清水の静鉄ストアさんで見繕ってきたものは「パテドカンパーニュ」と「チキンアスピック」と云うちょいと変わった畜肉加工品なのですな。
豚肉のほぐしたものとレバーを煉り合せた「パテドカンパーニュ」は、ちょうど少し濃密にしたコンビーフのような風味と食感で、パテのようにバゲットにヌリヌリして食すと天国なのよ。原料が豚肉なので控えめな主張ではあるものの、そこにレバーペーストが加わることによってお味に重みと奥深さが加わり、ジツに見事なバランスなのだな。

パテドカンパーニュとチキンアスピックそしてケソフレスコ   Carl Zeiss Batis 2/40 CF  SONY α7RM5

いっぽう「チキンアスピック」は要はサラダチキンのゼリー寄せみたいなものですが、一般的に用いられるボンレスハムなどを使ったものに比べとても軽やか、夏向きのゼリー寄せといった風情がプレートの上で存在感を放ちます。チキンと共に流し込まれているパプリカがいいシゴトをしておりまして、独特な爽やかさのある香りが心地よい食感と共にクチの中で踊ります。あ~美味くて美味くてたまらないぜ。
相棒におフランスのスパークリングワインを持ってきましたが、やはりこうしたお料理には赤ワインでは重いしビールでは軽薄、適度で心地よい白スパークリングでしか成し得ない世界があるものです。

ギヨ ガリーグ スパークリング

もちろんもう何度も食している「ケソフレスコ」は手放せないチーズとして大いに気に入っておりますが、コレってずっと販売してくれるのかなあ…心配なのは哀愁のイナカ町の購買層なのでして、佳い製品であってマニアックな支持をいくら得られてはいても、ある程度の販売数が見込めなければお店としても継続は困難…てなことにならないのでしょうか。人口の多い首都圏やその周辺エリアと違い、なかなか思ったような嗜好継続が難しい哀愁のイナカ町事情であります。欲張りプレートの顛末はそんな心配事も孕んでおります。
 
 

 
 
 
 

ご近所ぷらぷら  August 09. 2024.


近所の空き地にポツンと出てきたテッポウユリ
何でこんなところに…とは思いますけどね
彼女なりの理由があって生命を維持しているわけです
まあユリ科の植物ですから来年も期待したいところですが

ご近所ぷらぷら August 09. 2024. 空き地のテッポウユリ   Olympus PEN-F F.Zuiko Auto-S 38mm F1.8  SONY NEX-7