新筍のパスタ

『サンショベーゼ』

ハシリのころは高価で買えなかった新筍も、卯月も半ば過ぎとなればぐっと落ち着いて手出ししやすくなるものです。特に哀愁のイナカ町にある農民市場やJA系のそれでは地元農家による朝イチ " 掘りたて・茹でたて・入荷したて " な新筍が非常に安価にゲットできるのでありまして、それだけのためにクルマを10分以上走らせる価値があるものと言えますな。

茹で新筍

そんな新筍の季節になったら絶対にいただこうと決めていた料理があります。テメーがカッテに付けた名称ですが『サンショベーゼ』、なんだか聞いたことのあるナマエだなあ…なんて思われる方もいらっしゃるでしょう。そう、それはきっとSangiovese(サンジョベーゼ)というイタリア・トスカーナ地方のブドウ品種ですね。まあ正直申し上げますと、ソレに肖ったとでも言いましょうかイタリアンな駄洒落みたいなもんでして、単に「山椒を使っているからサンショベーゼ」なんてノリで、意味もなくどうということのないナマエなのであります。

新筍の『サンショベーゼ』   RICOH XR RIKENON 1.4/50  SONY α7

前回これを食したのは三年前、昨年はナゴヤへの長期出張期間中だったりといろいろありましてね、お久しぶりな『サンショベーゼ』です。
今年は庭の山椒の発芽が遅れているため、あまり新芽を切り取ってしまうのも可哀想な気がしましてね、若干その量を控えております。その分パスタをフライパンで和える時に粉山椒をパラリとして風味を補いました。

あぁ美味いなあ、やっぱりコレって春の味ですよね。それにしても不思議なものですな、和の調味料…今回はタケノコ・カツヲブシ・ショウユといったものたち…がイタリアンと見事なコラボレーションを果たしていることです。
キリっと冷やした白ワインかスパークリング、そうしたものをお供に従えたいキブンではありますけれど、それはヨルの部にお任せってことにして、昼間はソフトドリンクで気を鎮めるエロおやぢであります。



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コデマリ


いよいよ満開となりました
年々成長して大きくなっておりましてね
あと数年もすればいっそう妖艶な姿を見せてくれるのでは…と
なんだか年頃の娘を見るようなキブンであります


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コデマリ   Nikon NIKKOR-UD Auto 3.5/20  SONY α7