鶏手羽先の甘辛煮

鶏手羽先の甘辛煮

庶民テキ至福のひととき

もうお気づきになられている読者さんもいらっしゃるかとは思いますけれど、先般からフォトの片隅に哀愁のイナカ町特産「落花生」を茹でたものを登場させております。
まだハシリなので高価と云うこともあり選別された正規品は手出し不可ですが、無人販売所では未熟な " しなす " を多く含むものが格安で並んでおり早速購入してきました。ちょいと塩を利かせた茹で汁で一時間弱、あの香りがキッチンに充満すると「あ~夏も終わりなのね…」としみじみ思えてくるのです。

生落花生

昨年くらいから値上がり傾向にあり、1kgの平均価格は¥1300~1600ほどに跳ね上がっております。間もなく大粒で人気のトヨマサリといった品種も登場してきますので、ボンビなエロおやぢが気軽に買える販売価格になるのは期待薄ですな。まあこうした " しなす " をちゅうちゅう吸いながらいただくのも一興でして、同時にそのうちぽくぽくとした実入りの佳いものも堪能できるようになることを楽しみにしております。

さてその無人販売所にほど近い場所にある例の農民市場ですな、そこでは農産物以外にも市内の養鶏場さんから出荷される鶏肉も併売されておりまして、この日は新鮮で美味しそうな鶏の手羽先をゲットしてきました。うふふ、さっぱりと塩コショウ焼にするのもいいけれど、アレもいいよねえアレも。

鶏手羽先の甘辛煮   CANON FD 50mm F1.4 S.S.C.   SONY α7RM5

ってことでアレです…そう甘辛タレでしっかり煮込んだ鶏手羽先で一杯飲るんです。そのまま煮込んでもいいのですけれど、その前に表面を軽く炙ってから…油をひいたフライパンでオッケーですよ...甘辛チューニングの煮汁に浸し弱火でことこと煮込むと型崩れもせず、また骨離れもよくて柔らかな『鶏手羽先の甘辛煮』が出来上がります。煮汁が少し煮詰まり始めてトロミがつくくらいが完成の目安でしょう。
あ~美味いなあ、堪らないなあ、素手でがっちり捉えて夢中になるほどしゃぶりつくのがいいんだよ。思い出したようにビールをぐびり、そして茹で落花生をちゅうちゅう…あぁ庶民テキ至福のひととき。
 
 

 
 
 
 

葉月の庭風景  リコリスの花芽と百日紅


昨年はひと月近く開花が遅れ半分諦めていたタイミングで咲いたリコリス
今年はその期日もとうに過ぎて完全に諦めていましたが
お~っと!花芽が出てるじゃありませんか!
嬉しい...そしてありがとう

リコリスの花芽



そして例年になく咲き誇った百日紅も
いよいよお終いの時を迎えています
ラストの花房が西陽に輝き
季節の変わり目を告げるのです

葉月の庭風景 そろそろお終いの百日紅   Carl Zeiss Batis 2/40 CF  SONY α7RM5