■ 三角バラ焼肉
希少部位を皿盛りで愉しむ
JA系ファーマーズマーケットの精肉コーナーで " 三角バラ " という希少部位を見つけ購入してきました。そのパックには二つほど不明な点がありまして、先ずはその " 三角バラ " という部位ですね、これから解明しましょうか。
これは牛の肩バラ肉の一部で、胸の肋骨周辺を三角形に切り取った部位、英名はチャックリブとなります。脂の甘みが強いサシと柔らかさが特徴で、赤身とのバランスも理想に近いものとされています。一頭から僅か二枚しか取れないので最上級の希少なカルビとして人気があるそうです。
もう一つはキロサ牧場と云う聞き慣れないナマエですね、これは岩手県にある " キロサ肉畜生産センター " さんが全国各地で国産牛を預託肥育している企業で、このパックの牛肉の正式名称は「キロサ牧場 富士山麓牛」となります。富士山麓の朝霧高原、静岡と山梨にまたがる牧場でゆったり育てられた国産牛とされています。キロサとはタンザニアの地名で、岩手県の現地風景がそこに似ていることから名づけられたということです。
まあ予備知識はこれくらいにして早速いただいてみましょうか、いつもの減煙焼肉プレートをダクトファンの下にセットして焼き上げ、サッとタレにくぐらせた皿盛り焼肉がこの日の主役です。
うっわ~とても凝縮された旨味とでも言いましょうか、黒毛和牛のDNAが濃密に流れている風味と肉質ですね。もう文句ナシに美味いです、このお値段で本当にオッケーなんですか?ってくらいに上質なお味ですよ。あぁサイコーです、平素の晩酌にはもったいないくらいですね、最高級の黒毛和牛と同様にファッティーな旨味と香りに満ちているのにシツコさを全く感じないし、食し終えたあとの幸福感が凄いわけです。赤札で購入してきましたが、これなら正規のプライスでカゴに入れても何ら惜しいことはありません。
相棒には赤ワインと思っておりましたが、何か違うような気がしていつもの定番ビールで攻めることにしました。
うんうん、やっぱり正解ですね…躍動する脂質にはホップの効いた飲み物がいちばんしっくりくるものです。用意してあった赤ワインは牛肉の煮込み料理の時にでもいただくことにしましょう。
それにしてもキロサ牧場の三角バラ、ちょっといけないものを知ってしまいました。
■ 如月の庭風景 樹を見上げる
ニッポン全国に寒波襲来
本県は青空が拡がり晴れ渡っておりますが
風は厳しく冷たいものです
梅ふふむも足踏み状態ですね
日に日に数が少なくなってゆく枯れ柏葉です
毎日見る度に寂しくなっておりますが
梅の花が開くころには
幹だけの姿を見ることになるのでしょうか
イロハモミジも同様に
風が吹く度に一枚また一枚と散り落ちています
スカスカになった枝先も
冬枯れらしくていいものですけれどね