レトルトパウチを温め、開封した瞬間に立ち昇るリッチなバターとチーズの香り。
そう、同農場特産の素材をふんだんに使ったカレーはゴロゴロ牛肉ではなく、キーマのように挽肉を用いたソースで食す人の五感を満足させてゆく。
個性テキではあるがクセのようなものは一切感じさせないところが小岩井農場レストランの実力がどれだけのものであるか、すぐさま察しがつく美味しさでもあり、是非現地の新鮮な野菜サラダや牛乳といった料理や食材を並べたテーブルにしてみたくなる。
小手先の技術ではない伝統や信念を丹念に積み重ねてきた結果でもあるし、料理というモノはそうした心の連鎖から生まれる…という事をしっかり見せてくれるカレーなのである。
◆小岩井農場（商号：小岩井農牧株式会社）
http://www.koiwai.co.jp/index.html
