ウニと言えば大抵はチリやカナダ産の輸入モノか、手に入ったとしても北海道のモノがいいところだろう。
昨晩は神戸の友人が“とっておき”のお店を予約してくれてあり、初めて本州産のウニをいたただくコトになったのだ。
鳴門海峡といえば真鯛やタコ、淡路島なら玉葱と農水産物のイメージはそう多く持っていたワケではないが、隠れた淡路ブランドの食材として「由良の赤ウニ」があるというのは知らなかった。
新・どっちの料理ショーに特選素材として取り上げられたらしく、ご存じの方も多いかもしれないがその「由良」の港は関西エリアのホテルや料理店に豊富で新鮮な魚介類を供給する漁港なのだ。
淡路島でウニというのもちょっと意外なセンで「寒流の海でコンブを食べて育つ」という固定概念は捨てなければならないのかもしれない。
食してみるともちろんアノ濃厚でまったりとしたウニの味なのだが、香りが違っているのである。
潮の違い…なのだろうか、生育環境が異なれば当然摂取する栄養源も変わり、ウニの味に影響を及ぼしているのだろう。
ボクが今まで食べたウニのドレとも違う個性が印象テキな「由良の海胆」、寒い海の食べ物という意識はしっかり廃棄処分し、暖流の島の恵みに新たなヨロコビをいただいた昨晩だったのだ。
◆魚処『でぶ』
神戸市長田区六番町7-6-7
TEL:078-575-0091
定休日:日曜祝日 (予約をしてから行ったほうがよいそうです)
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