以前は既製品の“キムチ鍋の素”みたいなものを良く使った。しかしある時ジブンで調製したほうが美味しいコトに気づき、このところはそうしているのだな。
理由はカンタンでキムチそのものから充分な旨みが出てくるからなのである。キムチを入れずに白菜などの野菜を食べる場合はそうした鍋ツユも必要かもしれないが、ボクは白菜代りに漬物のキムチを大量に入れてしまうので不要なのだ。
キムチを漬け汁ごと鍋に空け、水を適宜加えてやるだけだが塩分の補強とコク出しにフツーの味噌に八丁味噌をテキトーに混ぜて溶いてやると市販のものとなんら変わることのない…というより、よりナチュラルな味のスープが出来上がる。
アトはお好みの具を入れて煮込んでやるだけの料理なのだが、辛味や風味をより強調したい場合はコチュジャンや韓国産の一味唐辛子を適宜加えればカンペキなチゲの出来上がりだ。
フレッシュな白菜と違いシャキッとした歯ごたえと生野菜ならではの甘みを楽しむコトはできないが、キムチの漬け汁の持つ旨みにはソレを以って余りあるモノがある。
昨晩のメインは国内産豚肉切落し100g¥148の特売品と豆腐だったが、カキやタラなどの魚介を中心にした“海鮮チゲ”もムムと目標にしたくなる魅力がある。
まだまだ寒いヨルは続くのでいづれの日にか…