幕の内弁当

幕の内弁当

明治二十二年創業 老舗の実力

調べてみるとこの『幕の内弁当』をいただいたのは二年前の夏でした。盆のお墓参りの時にあまりの暑さと新型コロナの収束も未だ完全ではなかった故に、いつも買い物をする清水のちょいハイソ系スーパーで購入して帰宅した…そんなイキサツだったわけです。

東海軒 幕の内弁当 掛け紙

今回もお寺さんに暮れのお布施とお墓参りを兼ねて出かけ、同じようにそのスーパーで購入してきたものです。もう何度もいただいているこの老舗の『幕の内弁当』は常々いただきたいとは思っているのですが、件のスーパーのオリジナル弁当も魅力的なものばかりなので、ついつい助平ココロが働いて違うお弁当に走ってしまうのですが、そのたびに「あ~あの『幕の内弁当』も食べたかったなあ…」などとぐじぐじ振り返ってみたりするのがシャクでしてね、今回はもう脇目を振らずコレ一本で勝負すると心に決めておりました。

東海軒 幕の内弁当   Carl Zeiss Batis 2/40 CF  SONY α7RM5

お弁当コーナーにはこの『幕の内弁当』は二つしか残っていませんでした。非常に多くの種類と数が並ぶオリジナル弁当を押しのけて、この『幕の内弁当』を毎日仕入れるスーパーってのもスゴい勇気と信頼感を持っているのでしょう、そしてそれを裏切らないだけの素晴らしい内容が心に残るわけですよ。
ええ本当にジミなお弁当ですが、これがいいんですね。質の佳さと食味の充実…幕の内弁当の鑑とも言える存在です。お値段も千円でオツリがいただける庶民派、今どきこれはジツに有難くそして良心的な商売をされている企業だと感心するばかりです。
心よりご馳走様でした…と申し上げます。 
 
 

 
 
 
 

師走の庭風景  残り紅葉と梅の枝


もう紅葉としての寿命は終えている楓でありますが
その美しい色彩変化が未だに残っているところが今年の特徴です
昼ごろから夕刻にかけて陽が射し込めば
枯れ萎れながらも最後に舞ってみせる姿が愛おしい

師走の庭風景 残り紅葉   Carl Zeiss Batis 2/40 CF  SONY α7RM5



枝先にたくさんの花芽をつけている梅です
寒風が枝先を震わせ
これから冬本番を迎えるのですけれど
清らかな楽しみをしっかり育んでいますね

師走の庭風景 寒風に揺れる梅の枝   Carl Zeiss Batis 2/40 CF  SONY α7RM5