絶品!『まぐろ叉焼丼』

「いつかお刺身で食べよう♪」と大切にとっておいたマグロのサクが冷凍庫にあった。かなり上等な鮪でキハダやバチなどとは一線を画すモノだ。


いよいよそのサクを取り出して解凍してみると少々がっかりする状態になっていた。うっすらと表面がヤケているのである。
家庭用の冷凍庫では仕方のないコトなのかも知れないが、いちおープロのワザに倣ってサラシに巻き冷凍して置いたのでもう少し大丈夫だと思っていたのだ。ウ〜ム、こんなコトなら真空パウチしておけばよかった…とハンセーもアトの祭りなのである。
そのまま切り身にして食すにはちょっと辛いモノがあったので♪いっそセレナーデぇ〜♪と炙ってみる決断をした。
こんな上等なマグロを炙って食すなんぞバチが当たりそーな気配も感じたがエエイ!なのである。表面をザックリと直火で炙り、ヅケだれのちょっと濃い目のヤツにドボンと漬けこんで小一時… アメ色に変化した表面と、切ってみればネットリうっふ〜ん♪なカンジに厚化粧したマグロの身が「早くアレの上に乗ってEことしたいな〜」とエロおやぢを惑わすのである。
待て待て、お楽しみの前には大根や胡瓜も千切りにしなくちゃならないし、炊きたてのアレもドンブリに盛りつけなくちゃならないんだからね。おっと、刻み海苔とワサビも忘れてはならないのだな。
さてと、ばっくりとイキますか。
香ばしい薫りとマグロの脂が融合し、とてもサカナとは思えない旨味になっている。サスガに上質な鮪だけにトロケるように滑らかな肉質と海の香り滋味がギュッと詰め込まれている。
とにかく美味い。思いつきでやってみた料理だが、こんなに上手く出来るなら廉売の鮪サクでやってみても充分にイケるのではないか… そんな確信を得たドンブリ野郎なのであった。



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