鴨パストラミと焼ネギの蕎麦パスタ

前回はベーコンやシメジでクリーム仕立てにした“そばパスタ”で、野沢菜漬のアクセントがビシッと決まった一品だった。
半分残してあった乾麺をどう料理するか悩んでいたが、コレを送ってくれたご本人のアドヴァイスで案外アッサリと解決できた。

彼女はキノコや野菜を合わせたマリネにハムなどを添えた蕎麦パスタに仕立てた…というコトで、パッと閃いたのは以前に幕張のイタリアンで食した鴨のローストと葱の冷製パスタのレシピだ。
あまりに美味しかったので家に帰ってから試行錯誤してようやくソレに近いモノを再現できるようになった。しかしもう冷たいパスタを食す季節ではないので、温かな料理に適合するような修正を行い今回の料理に応用した次第なのである。
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いつも行く肉屋さんにはたまに鴨ローストも売ってはいるが、やはりその日はなかった。生の鴨ロースを購入してローストしてやれば絶対に美味しいコトは解ってはいるものの、ちょっとメンドーなんだよねぇ… と店内で思案していると、よくオードヴルなどに出てくる“パストラミ鴨”があるではないか。既製品なのでハムっぽさは否めないが、ソレでも鴨はカモである。コレなら代用しても決してヘンなことにはならないだろうというアテコミで購入してきた。
根深ネギは笹切にして軽くオリーブオイルでソテーして焼目をつけておく。パストラミ鴨はスライスして特製ソースの中で温めておくと柔らかく、またソースにその旨味が溶け出ていい具合になる。蕎麦パスタが茹であがったら手早くボウルの中でソースと鴨とネギを合わせ、冷めないうちに器に盛り付けてしまおう。
クリーム系のソースとは違い寒い時期はとても冷めやすいので、器は熱くて持てないくらいに温めておく方が良いだろう。
鴨南蛮蕎麦も美味しいが、たまにはこんなイタリアン仕立てにしてやるのもいいものだ。タリアテッレのようなこの“そばパスタ”でなくともフツーの乾麺蕎麦でも良いだろうし、若干太めの田舎蕎麦などあればなお申し分のないものになるだろう。




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