東南アジア風焼ビーフンと炒飯の盛合せ

昼メシはナニにしようかと冷蔵庫を漁ってもロクなモノは無かった。チョビッと残った漬物に冷やゴハンかぁ…
仕方がないので一念発起して少しでもミジメな気持ちにならないようにアジアンな料理っぽくゴマ化してみたのだ。

ビーフンと言えば大森の台湾料理屋さんで食した焼ビーフンが忘れられない。たいした具材が奢られているワケでもなく、小海老や青梗菜にシイタケといったごくフツーの食材だけなのだが、なんともふくよかなお味は店主であるワンさんのお人柄も反映していたのだろうか。
シゴトを終えてヤレヤレとカウンターに腰かけ、冷たいビールなんぞを飲みながら注文した料理が出来上がるのを待つ…というのもジツに楽しくリラックスできる時間なのだな。
ワンさんが肴によく出してくれたのは腐乳という豆腐を乳酸発酵させたチーズのようなおつまみだった。かなり塩辛くて酸っぱい食べ物だが、箸の先にちょいとつけてはナメると豊かな旨みが拡がり、独特の匂いもそのうち気にならなくなってくる。
運ばれてきた焼ビーフンをほおばりながら(次の注文はナニにしようかなぁ)とメニュウを眺めてはビールをグビリ腐乳をチビリとやっているとワンさんは必ずオススメの一品をプレゼンしてくる。何より嬉しかったのは季節の変化を楽しめる料理をいつも用意していてくれることで、ソレは牡蛎だったり上海ガニだったりタケノコだったりと、当時飲食ギョーカイとは全く無関係なシゴトをしていたボクにとっては新鮮なオドロキでもあったバブル時代である。
ジブンで作ったショボい盛り合わせを食べながら、そんな過去をふと思い出したランチタイムなのである。


☆ ケンミンの焼ビーフンってのも結構美味しいんですよね。 ポチッと応援して下さい…





今朝の富士山
気温1℃、快晴の朝です



6:47AM, January 30. 2010. @Fujinomiya-City