なんちゃって『チャナマサラ』

ヒンディー語でヒヨコ豆を चना（チャナ）と云うらしい。では मसाला（マサラ）は何かと思えば香辛料をいくつか合わせた調味料のことらしいのね。ふ〜ん、そうか『チャナマサラ』なんていうとなんだか特殊なカンジで有難いインド料理のようだけれど、なんのことはない現地では一般テキな豆カレーか。
ニクニクカレーもいいんだけど今までコレはレトルトでしか食したことがなかったので、いちおー健康のことも考えてお豆のカレーもたまにゃいんでないかい…と作ってみるキモチになった。

ところがヒヨコ豆というものは一般のスーパーでは扱っていないのである。そうだろうなあ、ニッポンではあまり普及していないというかヒヨコ豆を使った料理そのものがほとんどない。イタリアンのサラダやエスニック料理店の煮込み料理、そして本家の印度料理店くらいでしかお目にかかることはないのである。

そこでミックスビーンズ缶の登場なのだな、以前にイタリアンなビーンズサラダを作った時にパッ缶してクイックイットしたお手軽食材である。
ナカミはヒヨコ豆を中心に青エンドウと赤インゲンなので純粋にチャナマサラだぞと宣言は出来ないが、まあどうせ乾燥豆から本格調理するわけではないので構いはしない、しかもカレーソースだってインド風な手順を踏んでいるものではなく市販のカレールウにすりおろし玉葱ベースのスープを加えて作り置きしてあったものだ。いわば“なんちゃって”なのである。
しかしバカにしてはいけない、コレがけっこー美味いのだ。カンタンに出来過ぎるのでお味もソレナリかと思いきや、ヘタなレトルトは足下にも及ばない。知らずに食せばアレレ〜♪なヨロコビを体験できる。

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