捨てられ流されて『おろし蕎麦』

昨年末はうどんばかり食していて蕎麦に申し訳ないキモチだった。あまりに回数が続くのでそろそろ蕎麦にしようかな…などと思っているとまたドコゾからかうどんがやってきてすっかり蕎麦は捨てられた気分だったに違いない。
特にお歳暮解体によって当家に横流しされた乾麺は所沢の製麺メーカーのもので、こいつが美味いったらありゃしない…ってね、蕎麦のエントリーでうどんの話をしてどーなるんだよ!と言いたい所沢…違う、言いたいところだが、小麦の香りもよくてツルツルと喉越し佳く語らずにはいられないのよ。全国を席巻している讃岐だけが美味いうどんじゃないんだよ!ってのをボクは大いに主張したいのだ。

さてソコでうどん不倫の埋め合わせをなにかしなければ蕎麦に顔見せも出来ないじゃん…と思っていたところに、テレビ番組で福井の“おろし蕎麦”をやっているのを見てしまったのだな、う〜むヤバヤバだ、ヒトの喰ってるものを見るとなんでもスグ欲しくなる性分なのでついついソレに流されてしまうのである。そうさ、蕎麦ってーやつは大根おろしで喰うってもんよ!と急に付け焼き刃テキ勢いに乗ってジッコーしてしまうのだな。
そうは言っても地方で伝統として根付いている食文化にはキチンとした価値とそれを裏付ける理由があって理に適ったものである。それを他の土地でゴリ押ししてもあまり上手くはゆかないものだが、この寒い時期なのにこうした冷たい蕎麦がとても美味しく感じるのはその食文化が高いレベルにあるからなのだろうか。いや、そんな理屈はどっちでもよくてとにかく美味かったのだ。




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ご近所散歩


トップをワラ縄で結ばれた白菜
こうしておくと長持ちするんだって…






道端にはスイセンも咲いています


Afternoon, January 06. 2012.