(115)下仁田納豆『十国峠』

最近スーパーでよく目につくのが納豆そのものよりも添付のタレに力点を置いた商品で、やれ「卵かけご飯の醤油味」だことの「川のり入りタレ」や「青じそ風味」といった小手先変化球タイプが主流なのである。
まあそういった商品がマズいとかダメという主張をしているワケではなくて、けっこー美味しいやつだってあるのだな。ただ(そんなもんくらいテメーで工夫して作ればいいじゃん、そのほうが圧倒テキに美味しいし…)みたいな半ケチ主義のエロおやぢはソッポを向きたくなってしまうだけ、というハナシである。
だから納豆を購入しに入ったお店ではついついいわゆる“本格的納豆”みたいな商品ばかりにメを走らせてしまうのだよ、そしてドライブで遠方に行った際に立ち寄る道の駅みたいな場所でも同様の行為に及んでしまうわけなのね。

この納豆も杉の経木にダイレクトに包まれ三角になっているところにハートを強く揺さぶられた。デパ地下などでもこんなスタイルの地方特産納豆をよく売っているし、やはり高価であっても美味い納豆が喰いたいというヨクボーに負けてテを出してしまうのである。
ずいぶん前に購入して食したものなのでドコで購入したのか憶えていないのだけれど、商品名の『十石峠』というのは長野と群馬の県境に位置する峠なので多分信州方面へ行った時にゲットした商品なのかと思うのよね…って「このフォトそんなに寝かしていたんですか」てなギモンには(ごもっともでございます)としか回答のしようがなくって、まあズボラを晒してしまう結果だけだ。

そんなドッチでもいいハナシは置いといて、経木包の本格大粒納豆というスペックに「生七味とうがらし」と「みそダレ」が付いているという、言ってみれば大リーグボールをマスターしたマー君みたいな納豆なのである。
納豆そのものはふっくら柔らかで旨味も非常に強いが、そこにナマの七味唐辛子&味噌風味といった鉄壁の守備陣と破壊テキ攻撃力だ、きっと“負けない記録更新”は間違いなしだろうな。後は本人の精神力(企業の理念)と体力・技術(製造ノウハウの正しい伝承)だけだ。
この納豆を食してからボクはちょっと目が覚めたというか、発泡スチロール容器のレギュラー商品も買うけれど、行ったお店にこうした経木包商品や藁苞納豆があれば必ずそれらを選択するようになった。だってそのほうが美味しいんだもん。
このところ納豆奉行サマは忙しくて裏ミッションを放棄していると思われているに違いないが、ジツはそーでもなくってアッチコッチの納豆を積極テキに購入してはその美味しさにヨロコビにまにましているのだけれど、なかなかにフォト押さえて駄文を公開するまでには至っておらずとても残念なのである。あっ世間一般ではそーゆーことをズボラしてる、と言うのかな。


下仁田納豆 有限会社
http://homepage3.nifty.com/NATTOU/




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ちょっと前の富士山
ここ数日はカスミが激しくて画になりません…
いよいよ春らしくなったというより間もなく初夏がやってくるんですね


6:17AM, April 22. 2014. @Fujinomiya-City