三日と空けずに『トンテキ』の快挙

母上のお買い物は時に意表を衝いたものであることがある。先日も「なんだか美味しそうな豚肉があったよ」と喜々として差し出してよこしたものは成人男性の手のひらくらいの面積で3cm近い厚みのリッパなリブロースだった。

う〜む…それはいいんだけどねぇこーゆーカット肉は調理がタイヘンなのよ、レシピもポークステーキかトンカツくらいに限られてくるしさ。当然つけあわせのガロニとかにもけっこーな労力を必要とするしね。
炎天下猛暑の中でのキョーレツな肉体労働によって、心身ともにボロボロへなへなになってしまったカラダで帰宅後の調理ってのはけっこーキツいものがあるんだけど、まあ母上の健康も考えなくっちゃならないしねぇ、ここはいくらバカ息子であってもプライドをかけた夕食調理製造に勤しまなければならないのである。
お〜っし、それなら“ポークチャップ”だぜい!と一瞬思い浮かんだんだけど、どうも母上の嗜好にフィットしずらいかもね…と急にナーバスな気持ちが芽生えて再考するのよ。洋食のようなんだけど和食のテイストもしっかり導入されていて…と云えば昭和レトロな食堂で近年再注目を浴びている『トンテキ』がふさわしいかも知れない。トンテキかあ…何年か前に“四日市トンテキ”を食べたなあ、あの時のお味は?…


Carl Zeiss Jena  Pancolar 1.8/50  @ SONY α7

と、思い出し出しソースを作り完成したのが最初の『トンテキ』(右上フォト @ PENTAX Q10)だった。こいつが母上のココロに響いたようでたいそうなホメ具合なのである。そしてその二日後、「またアレを作ってよ」と同じニクを買ってきてしまったのだ。齢八十何某の年寄にしてはガッツリ豚肉ステーキ系の料理なんてビックリ快挙なんだけど、三日と空けずに同じ物ってのには参ったなあ。
まあ栄養が偏りがちになってスタミナも不足する夏場である、ビタミンBや蛋白質の多く含まれる豚肉料理、しかもちょ〜気に入って食べてもらえるならもう一度頑張らなくっちゃね。
二度目の『トンテキ』は四日市風に野球のグローブのようにザックリ切れ目を入れて焼き上げた。ナイフとフォークが必要で一回目のトンテキのようにお箸で食すことはできないけれど、これはこれでヤバいくらいめっちゃ美味い。なんかハマっちゃいそうな予感の新作である。




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雨の合間にタテハチョウも休息です



Carl Zeiss Jena  Pancolar 1.8/50  @ SONY α7 / ISO-6400






ムー吉殿
おはようございます!
添加物とか塩分ね、これってけっこー気を遣って購入したり調理します。そしてバカ息子が調理するとつい濃い目の味になっちゃうもんで意識するようにしてますけどね。
あとチャイナ製の食品は全てスルーしてますよ。ただ「まさか中国製とは思わなかった…」みたいに帰宅してからソレと気づくこともあったりしてさ(´▽`*)アハハ