春漁の解禁…『茹でシラスめし』で朝ゴハン

今年は例年の満開時期に雨ばかりだった静岡。ここにきて休日と晴天がようやく一致したのだけれど、あいにく桜は満開期を過ぎて散り始め…、平地の桜はそろそろ終わろうとしているのだな。
上空の大気も霞みがちでなんだかサエない富士山との組み合わせなんだけど、まあ同時に写し込む画が撮れたんだからヨシとしようではないか。


Olympus  PEN-F G.Zuiko Auto-S 1.4/40  @ SONY NEX-7


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…ってことで春と言えばイワシの稚魚「しらす」、資源保護のために漁の期間を定めて自主規制している静岡県の各漁協であるが、3月の21日に今年の春漁が解禁された。

漁期は6月上旬まで、それを逃すと10月下旬に始まり12月下旬に終了する「秋漁」まで待たなくてはならなくなるわけであって、しらす好きは先ず初競りの一番上がりを狙ってグルメするのだな。
それは生で食すしらすの場合に限ったことではなく、茹でて加熱する「釜揚げシラス」であってもその鮮度がモノを言うのである。鎌倉や葉山あるいは茅ヶ崎あたりの相模湾産も首都圏にお住まいになっている方々には有名だけれども、グルメな静岡県民がその辺りで食した評判を聞くとどうもパッとした答えが返ってこないのだ。
これは相模湾産がマズいとか云う話ではなくて、その漁獲高や流通量に応じた加工のノウハウが全く違うのではないか…とボクは想像するのですよ。ソレを証拠に首都圏にお住まいになっておられる方々を静岡にお招きして由比漁港あたりのシラスを召し上がっていただくと異口同音に「コッチのほうが断然美味い!」と仰るのである。申し訳ないけれど、やはりシラスに関しては駿河湾奥のものに軍配が上がるようですな。


YASHICA  AUTO YASHINON 2/50  @ SONY α7

そんな春漁のシラスを茹でたものを先日デパ地下で特売していたのですかさず購入してきた。こーゆー良質なものは「シラスおろし」なんて食べ方をすると鮮度もヘッタクレもなくなって台無しになってしまうのよ。
そうです、もちろんそのまんま炊きたての白ゴハンにド〜ンと乗せてバックリと喰らうわけですな。お好みで刻みのりや青菜の浅漬けなどと共にするのもよし、ヨケーなことはするんじゃない!とストレート勝負に出るもよし。とにかく春の恵みをメいっぱい頬張るのが正しいのですよ。




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ペチコートスイセン
当家のスイセン類の中で最も繊細な姿かな
その名の通りペチコートを思わせる花冠と
プロペラみたいなガクがインプレッシヴね



Olympus  PEN-F G.Zuiko Auto-S 1.4/40  @ SONY NEX-7