スキレットが欲しくなる『ラクレット』

欧州の紀行番組でよく見られるチーズ料理のひとつに『ラクレット』というものがある。チーズの断面を温め、溶けたところをナイフなどで削り落としジャガイモなどに絡めて食すアレである。

その行為そのものを『ラクレット』と言うし、適したチーズにも『ラクレット』という種類があるので混乱しそうになるけれど、どっちにしてもそれらは溶かして喰うのであって結末は一緒なのよね。
昔は暖炉の火で溶かしてはそうして食したのだろうが、今やいくらヨーロッパの田舎町であっても日常の熱源として薪を燃やす暖炉を使用している家庭やお店は少ないのであって『ラクレット』にも専用のヒーターがあるらしい。先日視聴したTV番組ではスイスの名店でもサラマンダーのような機器を使用して料理を提供していたからなあ。
だから一般家庭ではこの『ラクレット』の包装印刷フォトにあるようにスキレット状の調理器具にチーズを入れ、オーブンかなにかで加熱してはメイン食材の上にダラリとかけては食すのだろう。う〜む、ジツに美味そうではないか。
そうなんだよ、業務用食器店やホームセンターで何度かメにしていたスキレットね、調理してそのままテーブルへ…ってのがオッケーな道具なので近年ちょっと流行ってるみたいなのだ。鋳鉄製だから保温効果もあるし、なによりその素朴な風合いがいい感じなのよね。


Carl Zeiss Jena  Pancolar 1.8/50  @ SONY α7

前回この『ラクレット』を食したときに(そうだ、近いうちにスキレットを購入しておこう!)と思っていたのにすっかり失念していて、いざ調理って時になってから(あぁ忘れてた…)とハンセーするのである。
仕方がないのでごくフツーの溶けるチーズと同様に素材に乗せてはオーブンで加熱するのだ。『ラクレット』独特の濃厚な旨味と香りは存分に楽しめるけれど、若干乾いた感じになるところが惜しいのよ。とろ〜んと溶けて滑らかな部分だけを食すのとは食感も風味も違うんだろうなあ…ってことで、次のお給料が入ったら忘れずに。




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空き地にヤセ生えていた葉ボタンを引き抜いてきた
細々とした葉が哀れな状態で
きっともうお終いだったんだろうねえ
ダメ元で庭の隅に植えておいたら花が咲いちゃった
ハーモニーって品種らしいよ



CANON  CANON LENS FL 1.4/50  @ SONY α7


岩石みたいなサルスベリの枝コブにも
ニョキニョキ新芽が


Nikon  NIKKOR-S・C 1.4/50  @ SONY α7