パルマ産『プロシュート』の相棒フルーツ

生ハムっていったらメロンでしょ…というのはニッポンだけの話らしい。欧州各地では季節のフルーツにオンして果物の甘酸っぱさと生ハムの塩っ気を楽しむものなのだと聞く。
今回入手してあった生ハムは本場・パルマの生ハム『プロシュート』なのであって、どーせならアチラちっくに食してホンモノの味わいを堪能したいではないか。以前に知人から聞いたことは、イタリア人はよくイチジクに生ハムを乗せて食すということだった。おぉ〜、晩夏の果物イチジクはスーパーでも盛りを過ぎてしまってはいるけれど、地元産の完熟モノならまだまだテに入るぞ!ってことで再びスーパーに急ぐのである。


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あぁ、とっても美味しいですねえ、熟成した生ハムの旨味にはんなりとしたイチジクの甘みが寄り添っていい感じ。メロンだとけっこーキレイなんだけどちょっとケバい系コンパニオンを抱いているようなキブンになるけれど、イチジクが相棒の生ハムはイタリア系クォーター・ハーフで良家の帰国子女といい仲になってます〜てな処ですかね。

ベーコンも成城石井さんオリジナルがひと塊あったので、まあイタリアン・ディナー的な演出をしようとカルボナーラを作って食すことにした。ところがですねえ、パルミジャーノはあったんだけど生クリームが当家に在庫していなかったのよ。
そうだよなあ、生クリームなんて滅多に使うことはないし、保存も利かないからフツーはないってのが当たり前ですな。おいおい、そんなことは予め判っていたことなんじゃないの?
ええ、承知の上でカルボナーラを計画したのですよ。つまり“なんちゃって”ですね、お得意の。それはある本で見たのですよ、別に生クリームを入れなくともけっこー美味しいカルボナーラになりますよ、ってことをね。ただしすりおろしたパルミジャーノ・レッジャーノはケチってはならないしカリッとソテーしたベーコンに間髪入れずに茹で上げパスタとその茹で汁、そして固まらないように上手く溶きタマゴを加えて攪拌し、生クリーム入りに近いゲル状態を作らなければならないので、あんまりノンビリとやるわけにはゆかないのだ。
まあオカゲ様でまずまず美味しいカルボナーラ…違う、なんちゃってカルボちゃんを食すことが出来たのである。それにしてもいろいろと食品加工や保存の技術が発達した世の中なんだからね、生クリームも濃厚で新鮮なやつがいつでも好きな分量を使えるようになるといいのに。冷凍もオッケーって聞いてはいるけど、なんかちょっとコワい気もするしさ。




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秋らしいスイーツです『渋皮栗のモンブラン
ってケーキ屋さんではなくてスーパーで買ってきたものね
でも最近の大衆ケーキってバカに出来ないよ
お値段を考えたら上等でしょ