『自家製叉焼』の矜持

数年の間しっかり楽しませていただいたラベンダーがいよいよその寿命を迎えた。刈り取って乾燥させ、ポプリにでもしようかな〜と思っていたのに雨ですよ、雨。


Nippon Kogaku  NIKKOR-H・C 2/50(L39, Black-belt) @ SONY α7

ちょっと物悲し気な雨の庭風景。
こんな日は溜め込んだ本でも読んで過ごしますか。


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またまた『自家製叉焼』を作る事になった。今年になってからもう4回目かな、ってことは二か月に一度を上回るペースですよ。以前は多くて年に二回くらい、まるっきり作らない年もあったからね、このペースはちょっと驚異テキでもある。まあ所謂“ハマってます”状態ですな。


KMZ  INDUSTAR-22 Red-P 3.5/50  @ SONY α7

以前にもこの駄文日記にしたためたことだけど叉焼の自家製はそうメンドくさいものではない。調合した調味料に24〜48時間漬け込み、あとはコンベクションオーヴンに突っ込んで1〜2時間待つだけのことだ。経験や熟練を要する技術も必要なければ複雑なレシピもない、ただ「本当に美味いチャーシューが喰いたい!」という激しい情熱のみが完成度の高い料理へと押し上げてくれるのだ。

巷ではトーシローの失敗を恐れて“煮豚系チャーシュー”が人気レシピとして上位を席捲しているけれど、ハッキリ言ってあれは叉焼ではない。叉焼風の煮豚、なんちゃってチャーシューである。そんなやつをラーメンの人気店なんぞで高いカネ出してトッピングするなんぞ噴飯もの、それにそんなチャーシューを平気で提供する料理人のセンスというか自律に強い違和感を覚える。キサマらには矜持ってもんがないのか!とエロおやぢは吠えるのよね。
さて今回のひと工夫はいつものコンベクションオーヴンの天パンに浮かせ網をセットして焼き上げたこと、途中で一度ひっくり返して焼色が全面ムラなくつくようにしたことなのよ。そう“吊るし焼豚”に近い調理方法かな、こいつはとても上手くいって理想に近い仕上がり、シメシメなのである。
焼きたての初日は「ネギ叉焼」で食しました。水菜みたいに見えますけど、いちおー白髪ネギですねん…ケチなので青い部分もいっぱい入れちゃいましたからね。
こいつにカラシ醤油をぶっかけて喰うわけです。改めて申し上げる必要もありませんな、サイコーです。残った叉焼は翌日肉体労働者の手弁当叉焼丼」として全て平らげましたよ、いや〜ぷちゼイタクしてますね。




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