海の幸。 山の幸。

鰤しゃぶ

よく利用するスーパーは鮮魚コーナーがとても充実していて…正確に申し上げますとテナントの魚屋さんなのですな…今どきにしては珍しく切り身やパックではなく、氷詰めのトロ箱に丸ごと一尾の魚がドッサリ!という状況なのであります。
どれも新鮮なものばかりで毎回その魚を使った料理のレシピが次々に浮かんでは、その決定に迷いを生じさせることになるのです。この日はタイ・タチウオ・カサゴ・アジ・ホウボウ・サバ…旅のものもあれば地元水揚げもあり本当に困りましたが、やはりここは冬が旬のブリ!しかも県内漁獲のピカピカちゃんがアピール度抜群でエロおやぢのハートをギュッと握り締めたのであります。
いつもはテメーで魚を捌きますが、魚屋さんなのでそこはサービスで好みの下ごしらえを施してくれるのですな。番号札を渡されて他のお買い物している間にパック詰めされている…と云うお手軽さが嬉しいじゃありませんか。

鰤しゃぶ   AF-S DX NIKKOR 1.8/35G  Nikon D40

三枚に卸していただいたので、先ずはその半身をいただきます。えへっ『鰤しゃぶ』で~っす!
お久しぶりどすなあ、あんさんとは…と急に京コトバでありますが、何の意味もありません。確か前回は十年近く前の事で、円いプラ皿に薄切りにされた鰤切身がズラっと綺麗に並べられたもの…よくメにするアレですよ…が流通大手某Aで売られていたものですから、つい釣られて購入してしまいましたけれど、なんとな~くパサっとしていて美味しいとは言い難いものなのでありました。某Aって品質に問題アリの商品もけっこー平気で売ってるんだよねえ…って脱線しそうなのでこれ以上はヤメておきますか。
いや~今回は全く別モノです。めっちゃ美味い、ジツに奥深いお味、素晴らしい海の幸。やっぱり食材は鮮度だよなあ…を改めて実感する瞬間であります。まあそんな当たり前のことよりも、美味過ぎて酒の消費量をコントロールできなくなることの方がモンダイなのであります。



ヅケ鰤の山かけ

その鰤、もうひとつの半身はヅケにしました。ヅケといえばフツーは鮪でありますが、伊豆諸島では青魚もヅケにして寿司などで楽しむのが伝統らしく、いちどそーゆーことをやってみたかったエロおやぢにとって、今回の鰤はまさにうってつけの鮮度なのであります。
翌日その " ヅケ鰤 " を取り出しそっと切ってみますと素晴らしい色に染まっておりました。青魚や白身魚を醤油漬けにし寿司にしたものを前述の土地では " べっこう寿司 " と呼ぶらしいのですが、まさに言い得て妙のベッコウ色であります。

ヅケ鰤の山かけ   SONY XPERIA 5

ちょうど青森の知人が送ってくれた名産「長芋」がありましたので『ヅケ鰤の山かけ』にして食すわけです。フツーは山かけと言えば鮪が横綱の定番ですが、そこを敢えて鰤に置き換えてしまうところがいいんですね、そりゃ美味いなんてもんじゃありません…こいつも酒がすすんで困るひと品であります。

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豊盃純米吟醸と手作りスイーツ

青森からの荷に同梱されていた地酒「豊盃」と共にいただく長芋千切り、フレッシュな香りとサラッとした風味でヅケ鰤を巧妙にアシストするのですよ、あぁいい肴だなぁ青森の山の幸…とクチに盃が運ばれる回数が多くなるのが困るんだか嬉しいんだかよくわかんないわけです。気が付けば酩酊の淵、幸せなことじゃありませんか。
そして酒飲みヨッパのくせに食後はスイーツなんぞも所望する欲深さでありますけれど、そこは知人が作ってくれた素朴なドーナツとパイが「そろそろお終いにしましょうね…」と促してくれるわけです。
あ~最初っから最後まで美味い物ばっかり、どうかバチがあたりませんように。


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f:id:artfoods:20081202142609j:plain:leftたかみさん
鍋だけじゃなくお刺身でも…と一尾買いならではのゼイタクをしました (^o^)v
魚屋さんの店頭ってのは本当に罪な場所だと思いますよ、あぁアレも欲しいコレも喰いたい…って。でもそこがまた楽しいんですよね、魚市場ほどではありませんが、そのワクワク感!
期待と感動と感謝が無くなったら人生もお終いだ (´▽`*)アハハ