秋鮭のホイル蒸し焼き

三陸で養殖される旬

北海道の釧路に居住していたころはあまり意識したことはありませんでしたが、秋になると店頭に並ぶ生鮭の産地はいったいドコで獲れたものなのか…と云うことです。
もちろん北海道では近海・沿岸や河川に遡上したものたちなのでしょうけれど、遠く離れたここ駿河の國・静岡ではやはり流通の関係上 " 東北産 " のものが多いようです。まあ単に距離的な問題だけでなく流通企業がタイアップしている漁協との契約もあるでしょうし、トーシローには解りかねるシクミが展開されての結果かとは思いますけどね。

生秋鮭

今年も三陸で養殖された旬がやってきました。そして母上が流通大手某Aで先日購入してきた生鮭切身もその岩手県産でありました。特に例の震災以降は養殖事業にチカラを入れ近年はリッパなサーモンが出荷されているようです。
昔ながらの銀鮭もありますが、主流は脂のりもよく柔らかな身肉とその色鮮やかさが人気のトラウト系サーモンのようです。個人テキには銀鮭の素朴な味わいと塩蔵した時の旨味がたまらなくスキなのでありますが、チリサーモンのようなトラウト系ならではの脂のりは生の切り身を短時間で調理提供するような料理に向いているような気がします。
母上は「ムニエルにでも…」といったハラづもりだったようですが、ボクはヤサイやキノコたっぷりの " ホイル蒸し焼き " を提案しました。世間一般で云うところのホイル焼ってやつですね。

秋鮭のホイル蒸し焼き   MMZ BelOMO HELIOS-44M 2/58  SONY α7

大きな切身に隠れて見えませんが、下には白菜や玉葱にブナシメジをたくさん敷き詰めてあります。ここにバターの風味と鮭から滲み出たダシがシミ込んでサイコーに美味いんです。鮭の香り滋味、レモンやフェンネルの風味香気にコーンの甘さとぷちぷち感…カンタンな料理なのに様々な食材が持つ特徴がギュッと押し詰まっていて本当に楽しい。
やっぱり冷えた白ワインだよね~♪なのですが、あまりの美味しさにウカレてラベルを撮り忘れました。まあそーゆーことが目的ではありませんので構いはしません。
そう、たまには駄文日記の素材収集から解放されて純粋に食事を楽しみたいと思うのです。







雨の庭風景 長月  トリテレイア


例年は梅雨のころから盛夏そして秋口まで楽しめるトリテレイアでありますが
今年は何だか夏の間は元気がなくて…
ところが涼しくなり台風の雨がざんざん降るようになると
俄然勢いづいては花も咲かせております

雨の庭風景 長月 トリテレイア   SIGMA A013 2.8/30 DN  SONY NEX-7