ぶりしゃぶ

二度目で大吉

初めて『ぶりしゃぶ』を食したのはもう十数年前のことです。哀愁のイナカ町に流通大手某Aの巨大なショッピングセンターがオープンし、その鮮魚コーナーで購入してきたものでした。
「しゃぶしゃぶ」と云えば畜肉のものしか食したことのなかったエロおやぢは海鮮メインであるそいつに大いなる期待を寄せておりましたが、結果は散々なものでつくづくガッカリしたものです。鮮度が良くない上に冷凍されており、風味もへったくれもないし食感はパサパサ…今にして思えばよくあんなものを売っていたなぁと怒りさえこみあげてきます。

立山 吟醸

当時は『ぶりしゃぶ』そのものがそーゆー料理なのか、それとも単に素材の鮮度が良くないのが原因なのか判らなかったので、とにかくソレ以来遠ざかっていた料理であります。
ところが先日シゴト帰りに立ち寄った岐阜県系スーパー某Vの鮮魚コーナー(品揃えと鮮度の良さに定評がある)で見かけたものは「お刺身でも鍋でもイケます」みたいなコメントが添えられておりましてね、そうかそうかとカゴに入れてしまったわけですよ。多分あの時の評価は汚名に近いものがあったんだろうなあ、お~っし、こいつで本来の『ぶりしゃぶ』なるものを体験しようよ♪ と富山のお酒も一緒に購入しました。

ぶりしゃぶ   OLYMPUS OM-SYSTEM ZUIKO MC AUTO-S 1.8/50  SONY α7

いや~美味いものですねぇ『ぶりしゃぶ』。ヨケーな脂は洗い落とされ、トロけるようなブリの食感にクリアな旨味…あぁコレだよ。あの時の敗北感はいったい何だったんだい!みたいなヨロコビ新境地です。
お豆腐にエノキ茸と水菜だけというシンプルな構成もこれから旬を迎えるブリの美味しさを一層アシストしてくれたような気がします。さっぱりといただける柚子ポン酢醤油に薬味は青葱と " かんずり "、もう左手に持つ盃が止まらないんです。うふふ~やっぱりご当地食材にはご当地の酒が合うってもんさ…ん?なんだかちょっとヘンな予感がしてブリが入っていたパックを見ると産地は愛媛県になっているではありませんか。あちゃ~先走りし過ぎたみたいです。ま、いっか…美味かったし酒もピッタリな相性だったんだからさ。
かくして十数年の時を経た『ぶりしゃぶ』のリベンジ編は大団円を迎えたわけです。二度目で大吉、人生もこう上手くゆくといいのになあ。

PARM ピスタチオ

デザートにはアイスです。本県に製造工場を持つ森永さんの PARM は期間限定モノがよく出ますけれど、これはレギュラーラインの新製品のようです。かな~りリッチで濃いめのお味ですね、ピスタチオらしいファットさが冬のスイーツとして何度でも食したくなる魅力を発していますよ。
ただ単品販売しかもコンビニ先行なのでお高めな価格ですね、6本入りのハコがスーパーに並ぶようになればもう少しテが届きやすくなるのに…とジッと待つ覚悟のエロおやぢであります。
 
 





霜月の庭風景  八重咲白椿


庭の片隅日陰に育つ白椿さん
その花の第一号を咲かせました
ん?ちょっと早すぎないか
例年は年が明けてからなんだけど

霜月の庭風景 八重咲白椿   Nikon Ai-S NIKKOR 1.4/50 (Stepped Nose)  SONY α7