■ 三種のサクでイタリアン
岐阜県系スーパー某Vでは以前から三種の魚をサクにしたセットを売っていて、帰宅して即バラエティー豊かなお刺身として切り分けられるようになっています。たいていは真鯛・ノルウェーサーモン・メバチ鮪の組み合わせであることが多く、不肖エロおやぢも何度か購入してきては美味しくいただいております。
ごくフツーのお刺身盛り合わせとはちょいと違いましてね、やはり切りたてのお刺身ってのはジツに美味しいものであります。お魚の本当の旨味香り瑞々しさ…そういったものがトータルでの美味しさとなって一枚上手の勝負を仕掛けてくるわけです。もしお時間があるならばぜひサクで購入して切り分け、食卓に並べてみることをお勧めいたします。
そんなサクを見るたびに「あ~いちどこいつをカルパッチョにして喰いたいな…」と思って過ごしておりましたが、先日とうとうソレを実現する運びとなりました。生モノってのは様々なタイミングが合ってこないとなかなかジッコーしづらいものがありましてね、ここに来てようやく想いが叶った次第、もう嬉しくてたまりませんな。
カルパッチョらしく薄くスライスした鯛・鮭・鮪をお皿に並べ、そこに様々な香辛料やハーブを刻み入れたイタリアンなドレッシングソースを満遍なく回しかけます。そして庭のハーブをテキトーにちぎり散らして仕上げは終了。
前菜みたいなお料理ではありますけれど、食がだんだん細くなりつつあるエロおやぢにはちょうど佳い分量だった気がします。ええ本当に美味しかったなあ…バゲットを軽くトーストしたものも傍らに準備しクリスティーニのようにして食してみたり、キンと冷やした白ワインがクチを上手くリセットしてくれるのがまた楽しくて…湿度が高くなるニッポンの夏はこんなお料理を何度でもいただきたくなります。