スルメイカのガーリックソテー  

 最盛期でなくとも青森産や北海道産といった朝獲りがトロ箱に氷詰めされて店頭に並ぶコトもあるが、コチラの都合で決められるワケではないので無念のキモチで見送る場合も少なくない。
先日も「スキヤキにキメたのだー!」と勇んで出かけた日にとびきりイキのいいヤツがあったりして、後ろ髪を引かれるように店を後にした記憶が生々しい。

 スーパーの百円市などではまるで麺棒のように成形冷凍されたイカをよく見かける。解凍してワタを抜き内を清掃して使うのだが、業務用食材で「ツボ抜きイカ」というものを見つけてからゲソを利用する目的以外の時はそちらを利用するケースが多くなった。フネはサスガについたままだが、解凍しては必要に応じて皮を剥くなどの処理だけで即使える所が嬉しい。
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 昨晩も宅配冷凍食材のストックからコレを引き出し酒の肴の準備を開始。
イカは冷凍解凍の品質劣化も少なくぬるま湯の中で皮をむいていれば自然にころ合いよく解凍されるので思いのほか早く準備は終わる。
ニンニクや鷹の爪、オリーブオイルなどを用意して新ジャガが蒸し上がるのを待つワケだ。

 ジャガ芋は皮つきのまま多めのオイルを敷いたフライパンでソテーして塩・胡椒のみの調味。肉だろうが魚だろうがこの温野菜は何にでも調子を合わせてくれるので有難い。
イカも加熱し過ぎないようにソテーし、仕上げにパセコンを散らせば手軽なワインのおつまみが出来上がる。
 食べる前にお祈りを…ではなくレモンをキュッと絞って口に運べば地中海の潮風が、ってコレ北海道産なんですけど〜。
まあカタいコトは云わずに楽しもうではないか。


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