(28)山形・米沢『雪割納豆』


初めて食べたのは確か小学生のころだったと記憶している。お土産かナニかで頂き「変った納豆だね〜」と言いつつもその旨さにヤミツキになってゆくのがハッキリと意識できたのよ。
塩分が強いもののクチの中に広がる美味しさは一体ドコから来るものなのか…もちろん化学調味料やその他の添加物と云ったモノは一切含まれてはおらず、その醸成から自然に生まれ出てくるものなのだ。
メーカーのホームページにそのヒミツが明かされていた。“雪割納豆は、大豆に含まれている多量の蛋白質をなっとう菌とこうじ菌によって最高度に加工しております。大豆の中で最も消化の悪い表皮を除き二つ割にした上に、みちのく特有の気候風土においてなっとうを造りあげ食塩とこうじ菌などを原料として醸成したものです。したがって蛋白質の分解作用によって生ずるアミノ酸は比類のないうまい味となり驚くほど食欲をそそります。”
ウ〜ム、なるほど… ただ単に砕いた大豆を納豆菌で発酵加工させただけでななかったのだ。納豆と味噌のちょうどイイトコ取りみたいなカンジではあるが理に適った食品だと思う。
保存食としても優秀で、コレも雪国の知恵なのだなぁ。



まるよね食品工業株式会社
http://www3.omn.ne.jp/~maruyone/



今朝の富士山

2008.11.23. 07:57 @Mannohara,Fujinomiya-City