タケノコ御飯のおにぎり

先日いただいた芝川町の筍は味噌汁にしたり炊き込みゴハンにしたりと存分に楽しんでいる。もうちょっと体調が良ければスキヤキなどに加えると無上のヨロコビも得られるというものだが、今はまだそのタイミングではない。
白飯は毎日食すものなので多めに炊いてしまっても調整が利くが、味付けゴハンはその芸当ができない一発勝負だ。特にスキキライの激しい中一女子…おっと、もう四月で進級したので二年生か…中二女子剣道部員などは消費量の予測がつきにくく、それこそ“フタを開けてみなければわからない”のである。

好きなものならラーメン二杯を平らげたアトでも喰らいつくクセに、そうでない場合などは好きなはずの白ゴハンでさえロクに食べずにお引き揚げになる姿には「いったいコイツの脳ミソと胃袋はどうなっているのだろう…」と呆れてしまうのである。
そんなワケで美味しいタケノコ御飯は予想以上にカマに残ってしまい、なんとか消費する手だてを考えなくてはならないのだな。冷凍保存というテもあるが、やはり風味に欠けるキライもある。そうかと言ってそのまま放置すればアシの早いタケノコ料理はつまらない結果になってしまうのも怖い。
そうか!オニギリにしてしまえばいいんだよね。小腹の空いたときにテキトーにつまめるし…。酸っぱくなった漬物や梅干しがあればもうホカには何も要らないというのも無精者には福音だ。
新茶の初摘みのニュースが地方番組で流れる時期になった。本格テキな新茶である“八十八夜の新茶”は立春から数えて88日目を指す日に摘み取られた新芽を言うが、今年の立春は二月四日なので八十八夜は五月二日というコトになる。
タケノコの後には新茶のお楽しみか…静岡もまんざら捨てたものでなない。